カエルの鳴き声というと、「ゲロッゲロッ」・「ケロッケロッ」というのが一般的ですよね。
でも、カエルがみんな「ゲロッゲロッ」・「ケロッケロッ」と鳴くわけではないようです。
「もしかしてカエルの鳴き声は種類によって違うの?」
気になったので調べてみました。
今回は、カエルの鳴き声が種類によって違うのかどうか、どんな鳴き声なのかについて、お伝えします。
子供と一緒に真似して楽しんでみて下さい。
夏休みの自由研究にも良いかもしれませんね。
目次
カエルの鳴き声は種類によって違うの?
田舎道などでカエルの鳴き声を聞くと「あ~田舎っていいな。」って思いませんか?
でも、カエルがみんな「ゲロッゲロッ」・「ケロッケロッ」と鳴くわけではありません。
カエルの鳴き声は、種類によって違います。
「ケケケッ」と鳴くかもしれませんね。
では早速、カエルの鳴き声の違いと特徴を見ていきましょう。
7種類のカエル・鳴き声の違いと特徴
カエルの種類は、日本で約40種類程度も生息しているといわれています。
ここでは、その中から、7種類のカエルの鳴き声の違いと特徴をご紹介します。
それぞれ、どんな鳴き声なのでしょうか。
もしかすると、聞いたことがない鳴き声もあるかもしれませんね。
1:トノサマガエル
鳴き方
「ゲゲゲッ」「ケケケケッ」
特徴
- 体長:5~10cm
- 色:灰色や黒っぽい緑色
- 背中のラインが緑色ならオス、黄色っぽいならメス
- 一度に大量の卵を産み付ける
- 現在は「準絶滅危惧種」に指定されるほど数が減少している
- ミミズや昆虫を食べるので、田んぼでは害虫駆除の役割を担っていた
この動画は、「田んぼに水を貼ったら…」というのが良いですね。
2:アマガエル
鳴き方
「クワックワッ」「ゲッゲッゲッ」
特徴
- 体長:2~4cm
- 色:普段は緑色
- メラニン細胞刺激ホルモンによって体の色を変化させることができる。このため、土の上や枯葉の上では茶色くなる。
アマガエルは漢字で書くと「雨蛙」。
その名の通り、雨が降るのを察知することができます。
アマガエルは指先の吸盤で、木の枝などをしっかりとつかめるので、ピョンピョンと飛び移るのも上手です。
3:ウシガエル
鳴き方
「モォー、モォー」「ブワァーン、ブワァーン」
警戒心が強いウシガエル。
威嚇する時には「ミャァー、ミャァー」と、猫のような鳴き声になります。
特徴
- 体長:10~20cmで非常に大きい
- 色:暗めの緑色に黒い斑点がある
- 牛のような大きな鳴き声
もともとは、アメリカやカナダに生息していたウシガエル。
食用として日本に入ってきたものが逃げて野生化したといわれています。
ウシガエルは、別名「食用ガエル」とも呼ばれています。
※実は私、ウシガエルを食べたことがあるんです!
見た目からは想像できない美味しさだったのを覚えています。
でも、後からカエルだと知って…姿を見てギョエ~!!ってなりました^^
ウシガエルの姿は見えませんが…。
カエルの鳴き声とは思えませんよね。
真似できそうですか?
次のカエルの鳴き声も、とっても可愛いですよ!
4:ヒキガエル(ガマガエル)
鳴き方
「ククッ、ククッ」「キャキャッ、キャキャッ」
特徴
- 体長:10~12cm
- 色:褐色系でイボ状のボツボツがある
- 主に昆虫を食べる
- ヒキガエルを刺激し過ぎると耳線から毒の液を出すことがある。あまり刺激し過ぎないように注意。
もしもヒキガエルの毒液を触ったら、すぐに手を洗って下さい。
白い毒液が目に入ると、炎症を起こす危険があります。
ヒキガエルは、繁殖期の夜になると田んぼに集まってきて、自分のなわばりから鳴き声でメスを誘います。
でも、毒液には注意をして下さい!
5:ダルマガエル
鳴き方
「ウギャギャギャ、ウギャギャギャ」
特徴
- 体長:3.5~9cm
- 色:緑色
- 後ろ足が短く、その姿をだるまに例えたのが名前の由来
- トノサマガエルに似ている
- 池や田んぼ・沼などに生息し、水から離れることはない
ダルマガエルは水が好きで、バケツの水に入れておいても逃げないとか。
日本には、ナゴヤダルマガエルとトウキョウダルマガエルが生息しています。
「古池やかわず飛び込む水の音」のカエルは、ダルマガエルといわれています。
むっちゃ鳴いてる~^^
6:カジカガエル
鳴き方
「フィー、フィフィフィフィ」「ピピピピピピッ」
特徴
- 体長:3~7cm
- 色:茶褐色~灰褐色系の色が多い
- 背中がザラザラしていて、体全体に斑点の様なまだら模様がある
- 美しい鳴き声が特徴
カジカガエルは、昔から書物にもよく取り上げられていたカエルです。
江戸時代には、すでに飼育されていたとか。
7:ネバタゴガエル
鳴き方
「ワンワン」
特徴
- 体長:約4~9cm
- 色:黄土色や赤褐色など
- タゴガエルとほとんど違いがない
- 犬のような鳴き声が珍しい
ネバダゴガエルは、2005年に長野県根羽村で発見され、2014年に学名がRana nebaとなりました。
長野県根羽村の天然記念物に指定されているネバタゴガエル。
ネバタゴガエルは、茶臼山高原カエル館にいますよ。
子供と一緒に真似してみましょう!
せっかくなので、子供さんと一緒にカエルの鳴き声を真似してみましょう!
「ケケケッ!」「クワックワッ!」と真似して、カエルの種類を当て合いっこするのも楽しそうですね。
そして、カエルの種類によって鳴き声が変わるというのを、夏休みの自由研究にするのも良さそうです!
ところで、カエルの鳴き声は、日本語では「ゲロッゲロッ」とか「ケロッケロッ」ですよね。
では、英語ではどうなるかご存知ですか?
英語では、「ribbit ribbit」とか「croak croak」となります。
まとめ
今回は、カエルの鳴き声が種類によって違うのかどうか、どんな鳴き声なのかについて、お伝えしました。
カエルの鳴き声は、「ゲロッゲロッ」とか「ケロッケロッ」だけじゃないんですね。
「ケケケッ」や「ワンワン」など、さまざまな鳴き声がありました。
ちなみに、カエルの雌(メス)は鳴きません。
ということで、ご紹介したカエルの鳴き声は、全て雄(オス)のカエルの鳴き声です^^
あなたも、子供さんと一緒に、いろいろな種類のカエルの鳴き声を聴いて真似してみて下さい。
鳴き声をカタカナで表現するのって意外と難しいですが、楽しいですよ♪
カタツムリについての疑問はこちらの記事でチェックしてみて下さいね。