柿は美味しいだけでなく、さまざまな栄養効果があります。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるほど。
柿は、旬のこの時期にぜひ食べたい果物の一つですね。
でも、美味しくてついつい食べ過ぎる心配も^^
今回は、柿の栄養効果や、食べ過ぎは便秘になるのか?などについてお伝えします。
柿の種類についてもチェックして下さいね。
目次
柿の栄養効果は?
柿には、どのような栄養効果があるのでしょうか。
まずは、柿に含まれる主な栄養素から見ていきましょう。
柿に含まれる主な栄養素は?
柿には、主に次のような栄養素が含まれています。
- 食物繊維
- βカロテン(ビタミンA)
- ビタミンC
- カリウム
- タンニン
では、それぞれの栄養素の効果を見てみましょう。
柿の栄養効果は?
- 食物繊維 : 便通の改善による肥満予防、血糖値改善
- βカロテン(ビタミンA): 皮膚や粘膜を正常に保つ
- ビタミンC : 疲労回復、風邪予防、美肌効果
- カリウム : 体内の余分な水分や塩分を排出する
- タンニン : 整腸作用、二日酔い防止、たんぱく質の分解を助ける
このように、柿にはさまざまな効果があるといわれています。
特に、ビタミンCは柿の葉の部分に豊富に含まれています。このため、柿の葉寿司や柿の葉茶としても、よく使われていますよね。
柿の葉のビタミンC含有量は、なんと、ミカンの約30倍といわれています。
柿は、そのままデザートとして食べるだけではなく、料理に使うのもおすすめです。
私がよく作るのは、柿なます。他には、柿の炒め物なども作ります。
美味しくて、栄養が豊富な柿。食べ過ぎには注意が必要だといわれますよね。
実際のところは、どうなのでしょうか。
柿の食べ過ぎには注意が必要!便秘になるの?
栄養豊富で優れた健康効果があるといわれる柿ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
柿に含まれるタンニンには、整腸効果があるため下痢止めにも使われることがあります。ただし、食べ過ぎることで便秘になってしまう人もいるようです。
また、タンニンを摂取しすぎると、鉄分の体内への吸収を妨げることもあるようです。
もともと便秘になりやすい女性は、美味しいからと言って柿の食べ過ぎには、特に注意が必要ですね。
では次に、柿の種類を見ていきましょう。
柿は大きく3種類に分類される
柿は、もともと全て渋のあるものだというのをご存知ですか?
柿はその渋の状態によって、つぎのような3種類に分類されます。
1:甘柿
「甘柿」は完熟するとそのまま美味しく食べることができる普通の柿です。富有柿、次郎柿など。
2:渋柿
「渋柿」は、柿渋が含まれているために、出荷する前に柿渋を取り除く処理がされています。紀の川柿、平核無柿(ひらたねなしがき)など。
3:不完全甘柿
「不完全甘柿」は、種子の多さなどによって、柿渋の残り方に差が出るものです。西村早生、筆柿など。
ちなみに、甘くて美味しい柿の選び方は、ヘタと実との間に、できるだけ隙間がないものを選ぶことです。
ヘタが、実にピッタリとくっついている柿を選べば美味しいですよ^^
ところで、あなたは、平核無柿(ひらたねなしがき)という種類の柿をご存知でしょうか。
平種無柿(ひらたねなしがき)って?
最近、スーパーなどで、写真のように、四角くて平べったい柿を目にすることが多くなってきましたよね。
これは平核無柿(ひらたねなしがき)という種類の柿です。
平核無柿は、実は、もともと渋柿。
先ほどの渋による柿の分類方法を知っていると、「そっかぁ、これは渋柿の渋を取り除く加工がされたものなんだ」という風に、今までとは違った見方をするのも新鮮ですよね。
ちなみに…「平核無柿」は炭酸ガスなどを使って柿渋を取り除く処理をした柿です。
その「平核無柿」を木になったままで、固形アルコールを使って柿渋を取り除いたものを「紀の川柿」と呼ぶそうですよ。
まとめ
今回は、柿の栄養効果や、食べ過ぎは便秘になるのか?などについてお伝えしました。
柿の種類についても、チェックしていただけたでしょうか。
結論としては、身体に良いといわれる食べ物をバランス良く摂取するのが大切だということですね。
あなたも、柿の食べ過ぎには注意をして下さいね。
柿と同じように美味しいフルーツ・りんごについてはこちらの記事をチェックして下さいね。