香炉とはどのようなものかご存知ですか?
また、香炉の使い方や茶香炉との違いが何なのか、ご存知でしょうか。
最近では、リラクゼーションの一つとして、香炉を目にすることが多くなりました。
でも、「香炉を使ってみたいけど、使い方がわからない。」なんてことはありませんか?
私も、アジア雑貨のお店などで、香炉の見た目に惹かれて買ってはみたものの、そのまま放置していた経験があります^^
今回は、香炉とはどのようなものなのか、香炉の使い方や茶香炉との違いは何なのか、などについてお伝えします。
ぜひ参考にして下さいね。
目次
香炉とは

香炉とは、その漢字のとおり、香(かおり)の炉(いろり)のことです。
お香を加熱して、香りの成分を発散させるために使う器のことを指します。
香炉といっても、用途によって、さまざまな種類のものがあります。
また、素材によっても陶器製のものや金属製のものなど、さまざまな種類のものがあります。
ここでは、用途による香炉の種類をもう少し、詳しく見ていきましょう。
香炉には3種類のものがある
香炉には、その用途によって、大きく分けて次の3種類のものがあります。
- 仏教で使う香炉
- 香道で使う香炉
- リラクゼーションに使う香炉
香炉は、もともとは、仏教で使うものでした。
今でも、仏具のうちの一つとして、お寺や仏壇の前などには必ずあります。
あなたも、お仏壇の前などで、香炉を見たことがあるのではないでしょうか。
香炉は、素材や大きさ(サイズ)もさまざまです。
先程お伝えしたように、陶器製のものや金属製のものなどがあります。
さらに詳しく分けていくと、どんどん種類が増えていくので、ここでは簡単にご紹介しますね。
仏具の香炉は主に2種類
仏具の香炉には、主に2種類のものがあります。
お焼香用と、仏壇に置くものの2種類です。
仏壇に置く香炉は、灯明(燭台)・花瓶(花立て)とともに、仏具の三具足や五具足のひとつとされています。
その他にも、床の間の飾りなどで香炉を見たことがあるかもしれませんね。
床の間などの飾り用に置いている香炉の中には、装飾を施して、美術品としての価値が高いものもたくさんあります。
では次に、香炉の使い方について見ていきましょう。
香炉の使い方は?
香炉の使い方は、とってもシンプルです。
ここでは、一番簡単な香炉の使い方の手順をご紹介します。
香炉の使い方手順
- 香炉の中に香炉灰(こうろはい)を入れる
- 香炉灰の上にお香を乗せたり、立てたりする
- お香に火をつけて香りを楽しむ
香炉灰(こうろはい)は香炉の八分目程度入れるのが目安です。
仏教の宗派によっては、お香を寝かせて置くこともありますよ。
また、「香立て」を使うと、さらに手軽にお香を楽しむことができます。
雑貨店などでは、お香をそのまま立てる「香立て」をよく見掛けます。
可愛いデザインの「香立て」なら気分も上がりそうですね♪
でも、香炉灰(こうろはい)を入れて使うものの方が、豪華な感じがします。個人的な意見ですが^^
また、香炉灰(こうろはい)を入れることによって、メリットがあります。
香炉灰(こうろはい)を入れるメリット
香炉灰(こうろはい)を入れることによって、お香が燃え残ることなく、最後まできれいに燃えるのです。
燃えカスが散ってしまったり、お香が倒れるのを防いでくれるので、安心できて良いですね。
香炉灰(こうろはい)は、手入れをすれば何度か使うことができますよ。
ちなみに、香炉に入れたお香にそのまま火をつける楽しみ方以外に、聞香(もんこう)や空薫き(そらだき)という日本古来のお香の楽しみ方もあります。
次に、茶香炉との違いについてご紹介しますね。
茶香炉との違いは?

茶香炉とは、茶葉を燃やして香りを楽しむものです。
最近では、ちょっとしたブームになっています。アロママッサージのお店などで使われることが多いようですね。
茶香炉があれば、家でも、緑茶や紅茶の茶葉を使って、香りを楽しむことができます。
茶香炉に使う茶葉は、お茶を飲んだ後の、出がらしの緑茶の茶葉でもいいそうですよ。
どんな状態のどんな種類を使うかによって、いろんな楽しみ方ができそうですね。
ただし、茶香炉は直接茶葉を燃やすので、火の管理はきちんと行って下さいね。
ペットのいるご家庭や、子供さんの手の届く所では、特に注意が必要です。
その場合は、電源式の茶香炉用の電子香炉や、精油を使ったアロマテラピーなどがおすすめです。
まとめ
今回は、香炉とはどのようなものなのか、香炉の使い方や茶香炉との違いは何なのか、などについてお伝えしました。
香炉というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、意外と簡単に、日常生活に取り入れることができそうですね。
最近では、さまざまなデザインの香炉や、電子香炉などがあります。
また、新しい香りのお香もたくさん販売されています。
デザインだけでなく、予算や素材や大きさ(サイズ)など、あなたにピッタリの香炉やお香が見つかると良いですね♪
あなたも、リラクゼーションのために、香炉で香りを楽しんでみませんか?