なぜか暑くなると飲みたくなる麦茶。
昔から何気なく飲んでいる麦茶ですが、その効果効能をご存知ですか?
実は、麦茶にはさまざまな効果効能があるのです。
今回は、麦茶の効果や気になる副作用などについてお伝えします。
「麦茶ってはと麦茶とは違うの?」という疑問を解決しますよ。
目次
麦茶の5つの効果とは?
まずは、麦茶の効果について、見ていきましょう。
麦茶には、次の5つの効果が期待できるといわれています。
1:熱中症予防効果
麦茶に期待できる1つめの効果は、熱中症予防効果です。
これは、麦茶の原料である大麦によるものと考えられます。
大麦には、身体の火照りを取る働きがあるといわれています。
この働きが、熱中症予防につながるんですね。
たしかに、麦茶を飲むと身体の中がスッとしますよね。
暑くなると麦茶を飲みたくなる、というのにもうなずけます。
例えば、誰かの家に行った時、麦茶が出てくると何となくホッします。
それも、身体の正直な声なのかもしれませんね。
それにしても、昔からある習慣には、改めて感心させられます。
2:虫歯予防効果
麦茶に期待できる2つめの効果は、虫歯予防効果です。
虫歯は、ミュータンス菌という菌によって起こります。
麦茶には、このミュータンス菌の動きを抑制する働きがあるといわれています。
麦茶で虫歯予防なんて、驚きですね。
虫歯予防のことを考えれば、食後に飲むお茶だけでなく、甘いものと一緒に飲むお茶も、麦茶を選ぶのが良いですね。
もちろん、麦茶さえ飲んでいれば大丈夫というわけではありません。
でも、お茶選びに迷ったらどうぞ^^
麦茶は、意外と、いろいろな料理に合いますよ。
3:胃を守る効果
麦茶に期待できる3つめの効果は、胃を守る効果です。
麦茶には、胃の粘膜を保護してくれる働きがあるといわれています。
また、麦茶には、カフェインが含まれていません。
この2つのことから、麦茶には、胃を守る効果があるんですね。
4:血液サラサラにして血圧を下げる効果
麦茶に期待できる4つめの効果は、血液をサラサラにして、血圧を下げる効果です。
麦茶には、アルキルピラジンという、香ばしい匂い成分が含まれています。
このアルキルピラジンが、血液をサラサラにするそうです。
この凄い効果は、カゴメ総合研究所によって確認されています。
麦茶の匂い成分が血流に関係しているなんて、また驚きです。
さらに、麦茶にはGABA(ギャバ)も含まれています。
GABA(ギャバ)も、アルキルピラジンと同様に、血液をサラサラにする効果があるといわれています。
この2つの成分によって、血圧を下げる効果が期待できるんですね。
5:抗酸化作用による病気の予防効果
麦茶に期待できる5つめの効果は、抗酸化作用による病気の予防効果です。
麦茶に含まれる、ケルセチンとP-クマル酸には、抗酸化作用があるといわれています。
このため、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、ガンなどの病気の予防効果が期待されています。
参考:富士食糧株式会社・麦茶に含まれる抗酸化物質の特定などの新たな発見について
では、麦茶には副作用はあるのでしょうか。
麦茶には副作用はあるの?
麦茶には、副作用というほどではありませんが、飲み過ぎには注意が必要です。
麦茶を飲み過ぎると、冷え性の方は、ますます身体が冷えてしまうかもしれません。
ですので、麦茶は適量を飲むようにしましょう。
また、可能であれば、夏でも麦茶を常温で飲むことをおすすめします。
個人的には温かい麦茶も好きです。
温かい麦茶、美味しいですよ。
ちなみに、先ほどご紹介したアルキルピラジンという香ばしい匂い成分は、麦茶を水出しした時よりも煮出した時の方がよく出ます。
では、麦茶とはと麦茶は違うのでしょうか。
次に、「麦茶とはと麦茶は違うの?」という疑問についてご紹介しますね。
麦茶とはと麦茶は違うの?

麦茶と、はと麦茶は違います。
麦茶と、はと麦茶は、原料や特徴も違うので、それぞれの特徴をいくつか挙げてみました。
麦茶の特徴
麦茶の原料は、大麦です。
クセのない味で、誰でも飲みやすいのが特徴です。
麦茶の効果は、先ほどお伝えした通りです。
はと麦茶の特徴
はと麦茶の原料は、はと麦です。
麦茶よりもやや香ばしさのある味で、飲みやすいお茶です。
はと麦茶というと、漢方では、ヨクイニンという名前で、美容に良い植物として知られていますね。
はと麦茶は、その他にもイボや食欲不振、むくみ解消などの効果が期待できるといわれています。
ちょっとした肌荒れが起きた時や疲れた時、私はいつも、はと麦茶を飲むようにしています。
私の場合、はと麦茶を飲むと、確かに肌の状態が良くなります。
身体のダルさもマシになると思います。
ですので、個人的には、はと麦茶の効果はあると感じています。
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さいごに
今回は、麦茶の効果や副作用はあるのか、などについてお伝えしました。
麦茶とはと麦茶の違いについても、おわかりいただけたでしょうか。
麦茶は、ノンカフェインなので、いつでも飲めます。
しかも、虫歯予防も期待できるお茶。
小さいお子さんには、喉が渇いた時に麦茶を飲ませてあげると良いですね。