「お彼岸っていつだったっけ?」「もうそろそろだと思うんだけど、忘れた。」
毎年のように、こんな会話をしていませんか?
今回は、お彼岸っていつ?という疑問を解消すべく、つい忘れる日にちと、お墓参りの最低限のマナーなどについてお伝えします。
お彼岸のお墓参りにいく時に、ぜひ参考にして下さいね。
目次
お彼岸っていつ?
ではさっそく、お彼岸っていつ?年に何回あって、期間は何日間なの? という疑問を解消していきましょう。
お彼岸は年に何回あるの?
お彼岸は春と秋の、年に2回 あります。
お彼岸の期間は何日間?
春のお彼岸も、秋のお彼岸も、期間は「彼岸入り」から「彼岸明け」までの、それぞれ7日間 です。
「彼岸入り」から「彼岸明け」までの間には、「彼岸の中日」があります。
別の言い方をすると、お彼岸の期間は、「彼岸の中日」と、その前後3日間となります。
ですので、春と秋のどちらも、「彼岸の中日」を基準にして考えると、わかりやすいのではないでしょうか。
では、春のお彼岸と秋のお彼岸のそれぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
春のお彼岸
春のお彼岸は、いつからいつまででしょうか。
例えば、「彼岸の中日」が3月21日だったとします。
すると、その前後3日間というのは、3月18日~3月20日の3日間と、3月22日~3月24日の3日間です。
この場合だと、春のお彼岸の期間は、3月18日~3月24日の7日間ということになります。
秋のお彼岸
次に、秋のお彼岸についても同様に考えます。
例えば、「彼岸の中日」が9月26日だったとします。
すると、その前後3日間というのは、9月23日~9月25日と、9月27日~9月29日ですね。
この場合、秋のお彼岸の期間は、9月23日~9月29日の7日間ということになります。
ところで、「彼岸の中日」って何? と、またここで新たな疑問が生まれたのではないでしょうか。
そこで、「彼岸の中日」についても、少し見ておきましょう。
「彼岸の中日」とは?
あなたは、「彼岸の中日」について知っていますか?
「彼岸の中日」とは、簡単に言うとお彼岸の期間の、ちょうど 真ん中 にあたる日です。
そして、「彼岸の中日」は、実は、暦に合わせて決められているのです。
どういうことかというと、次のようになります。
- 春の彼岸の中日 = 春分の日
- 秋の彼岸の中日 = 秋分の日
「彼岸の中日」とは、春は「春分の日」、秋は「秋分の日」のことなのです。
でも、毎年「春分の日」と「秋分の日」は何月何日という風に、きちんと決まっているものではありません。
なんと毎年、国立天文台が計算するのです!ちょっと驚きですね。
「春分の日」と「秋分の日」は、ちょうど季節の変わり目ですので、お彼岸を境にして、気温が変わることが多くなります。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、ここから来ているんですね。
参考:国立天文台NAOJ・よくある質問・質問3-1)何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?
では次に、お彼岸のお墓参りの最低限のマナーについて、見ていきましょう。
お彼岸のお墓参り・最低限の2つのマナー
お彼岸といえば、お墓参りですね。
お墓参りのマナーには、絶対的なものはありません。
できればお彼岸中に行くのが理想です。
でも、実家が遠方などで行けない場合は、別の日に行っても大丈夫です。
ただし、最低限これだけは知っておきたいマナーというものはあります。
それは、次の2つのマナーです。
1:時間のマナー
お彼岸のお墓参りの最低限のマナーの1つめは、時間のマナーです。
お彼岸のお墓参りは、もし可能であれば、できるだけ午前中に行きましょう。
午後から行くのもダメではありませんが、お寺などの場合は、遅い時間に行くと迷惑がかかることもありますので、注意して下さいね。
霊園の場合は、比較的、時間を気にせずに行くことができます。
でも、念のため、事前にお墓参りをしても良い時間を確認しておきましょう。
ちなみに、お墓参りは、朝早い時間に行く方が、気持ちがスッキリしますよ。
2:服装のマナー
お彼岸のお墓参りの最低限のマナーの2つめは、服装のマナーです。
服装については、あまり派手なものは避けた方が無難です。
正装する必要はありませんが、適度に清潔感があって、動きやすい服装を心掛けましょう。
お参りをする前には、お墓のお掃除をします。
ですので、派手なヒラヒラしたような服装ではおかしいですよね。その辺りもわきまえて、服装を決めましょう。
でも、難しく考えなくても大丈夫ですよ。
あくまでも無難な服装で、という風にとらえて下さい。
では最後に、お彼岸のお墓参りでやってはいけないことを確認しておきましょう。
お彼岸のお墓参りでやってはいけないことは?
お彼岸のお墓参りでやってはいけないことがあります。
それは、願い事をすることです。
お墓参りは、ご先祖様に、日頃の報告をして、感謝の気持ちを伝えるために行くものです。
ですので、自分の願い事をするのは間違っています。
お彼岸のお墓参り以外でも、自分の願い事はしないように注意して下さいね。
では、どういう風に、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えればいいのでしょうか?
例えば、「お陰様で、家族全員、いつも元気に過ごせています。ありがとうございます。」という風に、気持ちを伝えるのが良いですね。
そうすれば、ご先祖様も安心されます。
そして、これは、個人的な意見ですが…。
ご先祖様に感謝の気持ちを伝えると、不思議と、また自分自身が頑張ろうという気持ちになります。
あなたも、お彼岸のお墓参りに行った際には、ぜひこの感覚を実感して下さいね。
「春分の日」と「秋分の日」を知ることがポイント!
今回は、お彼岸の、つい忘れる日にちと、お墓参りの最低限のマナーなどについてお伝えしました。
いかがでしょうか。これでもう「お彼岸っていつだったっけ?」と、人に聞くことも無くなりますね。
お彼岸の日にちを覚えるためのポイントは、「春分の日」と「秋分の日」を知ることです!
そこに前後3日間を足せば、お彼岸の期間がわかります。
あなたの周りの方で、「お彼岸っていつだったっけ?」と言っている方がいれば、教えてあげて下さい。
そして、最低限のマナーを守って、お墓参りに行って下さいね。
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