冬の花といえば、あなたはどんな花の名前を思い浮かべますか?
クリスマスやお正月など、イベントには欠かせない花。
花言葉も気になりますよね。
寒い季節でも、花屋さんには綺麗な花が並びます。
今回は、冬の花の花言葉と名前を20種類ご紹介します。
花言葉をチェックして、素敵なプレゼントをするのはいかがでしょうか♪
冬の花を50音順で並べてみましたので、参考にしてください。
冬の花といえば?花言葉と名前20種類
冬の花といえば?という花の花言葉と名前を20種類挙げてみました。
寒い時期でも色とりどりの美しい花をみると、気持ちが温かくなります。
心の栄養として、冬ならではの花を楽しみたいですね。
今回ご紹介するのは20種類の冬の花。
20種類の中には、お花屋さんに並ぶものもあれば、公園や道に咲いているものもありますよ。
早速、順番にご紹介します。
1:アロエ

アロエといえば「医者いらず」とも呼ばれるほど、さまざまな効果効能があるといわれる植物です。
ネットやテレビなど、さまざまなメディアでも取り上げられる機会が多いですよね。
アロエには、化粧品・薬・健康食品などに使われる種類と、観賞用の種類があります。
全て合わせるとなんと、世界中には約600種類以上ものアロエがあるとか。
アロエは主にオレンジ色の花を咲かせます。
アロエの花言葉には、見た目のトゲトゲをイメージさせるものもあるのが面白いですね。
アロエの花言葉
- 健康
- 万能
- 信頼
- 苦痛
- 悲嘆
- 迷信
アロエの基本情報
- 学名:Aloe
- 和名:蘆薈(ろかい)・アロエ
- 別名:蘆薈(ろかい)・医者いらず
- 英名:Aloe(アロエ)
- 開花時期:11月~2月
- 主な原産地:アフリカ大陸・マダガスカル島など
2:ウインターコスモス

ウィンターコスモスは、その名の通り、冬にコスモスとよく似た花を咲かせます。
コスモスと同じキク科の植物ですが、センダングサ属に分類されます。
「ウインター」という名前から冬だけに咲くのかと思いますがそうではありません。
種類によっては、5月頃から咲くウインターコスモスも。
ウインターコスモスの花言葉は、どこか控えめです。
ウィンターコスモスの花言葉
- 美しい調和
- 淡い恋
- 真心
- 忍耐
ウィンターコスモスの基本情報
- 学名:Bidens laevis
- 和名:菊咲栴檀草(きくざきせんだんぐさ)
- 別名:ビデンス
- 英名:Winter cosmos(ウィンターコスモス)
- 開花時期:10月~12月
- 原産地:メキシコなど
3:ウメ(梅)

日本では、早春や新年のイメージで古くから親しみのある梅。
梅の原産地は中国です。
でも美しい梅の花が咲き誇る様子は、日本ならではの風情ある景色ですね。
一般的にはピンク色の花のイメージがある梅の花。
白い梅の花も美しいものです。
九州の大宰府天満宮には、菅原道真公の手植えといわれる白梅がありますよ。
「忠義」という花言葉は、菅原道真公にちなんだものだとか。
また、甘い香りも梅の花の魅力の一つですね。
ウメの花言葉
- 澄んだ心
- 高潔
- 潔白
- 忠義
- 気品
ウメの基本情報
- 学名:Prunus mume
- 和名:梅(うめ)
- 別名:好文木(こうぶんぼく)・春告草(はるつげぐさ)・木の花(このはな)
- 英名:Japanese apricot(ジャパニーズアプリコット)
- 開花時期:1月~3月
- 原産地:中国
4:キルタンサス

ヒガンバナの仲間のキルタンサスは、南アフリカが原産で、草原や岩場に自生している植物です。
スッと伸びた茎から、白やピンク、黄色、赤、オレンジなど、さまざまな色の細長いラッパ状の花を咲かせます。
曲がった花が咲く様子から、ギリシャ語の「キルトス(曲がった)」が名前の由来となっています。
和名の「笛吹水仙(ふえふきすいせん)」も見た目から付けられた名前です。
キルタンサスの花言葉
- はにかみ屋
- 恥ずかしがり屋
- 屈折した魅力
- ロマンティック
ユキワリソウの基本情報
- 学名:Cyrtanthus
- 和名:笛吹水仙(ふえふきすいせん)
- 別名:ファイヤーリリー
- 英名:Ifafa lily
- 開花時期:1月~3月
- 原産地:南アフリカ
5:クリスマスベゴニア

クリスマスベゴニアは、名前の通り、冬に花を咲かせる園芸品種のベゴニアです。
小さい鉢に、たくさんの花を咲かせてくれます。
赤や白、ピンクの可愛い花があると、寒さが和らぎそうですね。
クリスマスベゴニアの花言葉
- 片想い
- 愛の告白
- 永遠の栄え
- 丁寧
クリスマスベゴニアの基本情報
- 学名:Christmas begonia(Begonia×cheimantha)
- 和名:クリスマスベゴニア
- 別名:冬咲きベゴニア
- 英名:Christmas begonia(クリスマスベゴニア)
- 開花時期:12月~3月
- 原産地:熱帯地域(ベゴニア)
6:クリスマスローズ

白や紫、ピンク、緑などさまざまな色味のシックな花を咲かせるクリスマスローズ。
クリスマスローズの花には、独特の香りがあります。
このため、ヨーロッパでは古くから悪霊を取り除いたり、うつ病などに効果があると信じられていました。
高級感のある見た目から、愛好家も多い人気のある植物です。
クリスマスローズの花言葉
- 私の不安を和らげて
- 慰め
- 中傷
クリスマスローズの基本情報
- 学名:Helleborus×hybridus(以前はHelleborus orientalis hybrids)
- 和名:クリスマスローズ(オリエンタリス・ハイブリッド)
- 別名:ガーデン・ハイブリッド
- 英名:hellebore(ヘレボルス)
- 開花時期:1月~3月
- 原産地:中南ヨーロッパ・西アジア
7:サザンカ(山茶花)

サザンカは、日本原産の植物です。
日本からヨーロッパへサザンカの名前で伝わったことから、英名もサザンカになりました。
寒さの中でひたむきに花を咲かせる姿は、なんとも健気で、わびさびを感じます。
日本の冬にピッタリの花ですね。
サザンカには、全般の花言葉と色別の花言葉。
2タイプの花言葉があります。
サザンカの花言葉
- ひたむきな愛
- 困難に打ち勝つ
白のサザンカの花言葉
理想の恋・愛嬌
赤のサザンカの花言葉
理性・謙虚
サザンカの基本情報
- 学名:Camellia sasanqua
- 和名:山茶花(さざんか)
- 別名:姫椿(ひめつばき)・岩花火(いわはなび)・薮山茶花(やぶさざんか)
- 英名:Sasanqua(サザンカ)
- 開花時期:11月~2月
- 原産地:日本
8:シクラメン

冬の花の定番といえば、シクラメンではないでしょうか。
毎年、シクラメンの出荷の時期には、ニュースでも取り上げられますね。
シクラメンは5枚の花びらが反り返るように咲き、独特の姿を見せてくれます。
球根が豚の食べ物になることから、英名では「sowbread」、別名では「豚の饅頭」と呼ばれるようになりました。
シクラメン全般の花言葉と、色別の花言葉があります。
シクラメンの花言葉
- はにかみ
- 憧れ
- 内気
- 遠慮
白のシクラメンのの花言葉
清純
赤のシクラメンの花言葉
嫉妬
シクラメンの基本情報
- 学名:Cyclamen persicum
- 和名:篝火花(かがりびばな)
- 別名:篝火花(かがりびばな)・豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)
- 英名:sowbread(ソゥブレッド)
- 開花時期:10月~4月
- 原産地:地中海沿岸
9:シンビジウム

冬のギフトとしても人気があるシンビジウムは、洋ランの中でも比較的育てやすい花です。
ゴージャスな見た目と、淡い中間色が日本人には好まれるようですね。
花言葉も品があり控えめで、日本らしさを感じます。
シンビジウムという名前は、花の形が「cymbe(舟)」の「eidos(形)」をしていることに由来しています。
また、和名の霓裳蘭(げいしょうらん)には、虹のような美しさという意味があります。
シンビジウムの花言葉
- 高貴な美人
- 素朴
- 飾らない心
- 華やかな恋
シンビジウムの基本情報
- 学名:Cymbidium
- 和名:霓裳蘭(げいしょうらん)
- 別名:美花蘭
- 英名:Cymbidium (シンビジウム)
- 開花時期:12月~5月
- 原産地:東南アジア
10:ニホンスイセン(日本水仙)

白や黄色の良い香りがする花を咲かせる日本水仙は、上品な美しさが人気の植物です。
水仙という名前は、水辺に咲く姿を仙人に例えた中国の古典に由来しています。
花言葉は、ギリシャ神話に登場する高慢な美少年の話から付けられたとか。
ニホンスイセンの花言葉
- 自己愛
- うぬぼれ
ニホンスイセンの基本情報
- 学名:Narcissus tazetta var.chinensis
- 和名:日本水仙(にほんすいせん)
- 別名:雪中花(せっちゅうか)・ナルシサス
- 英名:Narcissus(ナルシサス)
- 開花時期:12月~4月
- 原産地:地中海沿岸のヨーロッパ・北アフリカなど
スイセン全般については、春の花でもご紹介しています。
11:ツバキ(椿)

椿は日本の代表的な花の一つです。
ヨーロッパに渡った椿は、19世紀に一大ブームになります。
そして生まれたのが、小説やオペラで有名な「椿姫」です。
見た目の華やかさとは逆に、全く香りがない花から控えめな花言葉がたくさん付けられました。
ツバキの花言葉
- 完全な愛
- 控えめな優しさ
白のツバキの花言葉
理想の愛・誇り
赤のツバキの花言葉
控えめな美徳・気取らない魅力
ツバキの基本情報
- 学名:Camellia japonica
- 和名:椿(つばき)
- 別名:藪椿(やぶつばき)・耐冬花(たいとうか)
- 英名:Camellia(カメリア)
- 開花時期:12月~4月
- 原産地:日本・朝鮮半島南部
12:ツワブキ(石蕗)

ツワブキは、晩秋から冬にかけて黄色い花を咲かせます。
葉っぱにツヤがあり、フキに似ていることから「ツヤフキ」と呼ばれたことから転じて「ツワブキ」という名前が付きました。
ちなみに、九州の名産である伽羅蕗(きゃらぶき)は、本来はツワブキの茎で作るものです。
ツワブキの花言葉
- 謙譲
- 愛よ蘇れ
ツワブキの基本情報
- 学名:Farfugium japonicum
- 和名:石蕗(つわぶき)
- 別名:艶蕗(つやぶき)・水蕗(みずぶき)・石蕗(いしぶき)
- 英名:Japanese silverleaf(ジャパニーズシルバーリーフ)
- 開花時期:10月~12月
- 原産地:日本・中国南部・台湾・朝鮮半島など
13:ノースポール

ノースポールは、マーガレットによく似たキク科の植物です。
マーガレットに比べると、少し小さめの清楚な花を咲かせます。
長い期間花を楽しむことができるので、冬の花壇を彩る人気の花です。
真っ白な花から、北極という意味の「ノースポール」と名付けられたとか。
ノースポールの花言葉
- 清潔
- 誠実
- 愛情
- 輪廻転生
- 冬の足音
ノースポールの基本情報
- 学名:Leucanthemum paludosum(Chrysanthemum paludosum)
- 和名:ノースポールギク
- 別名:クリサンセマム・パルドーサム
- 英名:Mini marguerite(ミニマーガレット)
- 開花時期:12月~6月
- 原産地:北アフリカ
14:ハボタン(葉牡丹)

まるでキャベツのような形のハボタン。とっても優しい色合いで可愛いですよね。
毎年、花屋さんにハボタンが並び始めるとお正月飾りなどの準備をしたくなります。
でも、ハボタンの原産は意外にも、ヨーロッパです。
日本には、17世紀に食用としてオランダから渡ってきました。
美しく色づく葉っぱから、「祝福」というおめでたい花言葉が付きました。
ハボタンの花言葉
- 祝福
- 利益
- 愛を包む
- 慈愛
ハボタンの基本情報
- 学名:Brassica oleracea var. acephala
- 和名:葉牡丹(はぼたん)
- 別名:牡丹菜(ぼたんな)・花キャベツ(はなきゃべつ)・阿蘭陀菜(おらんだな)
- 英名:Flowering cabbage(フラワーリングキャベツ)
- 開花時期:11月~2月(観賞用)
- 原産地:ヨーロッパ
15:ヒイラギ(柊)

ヒイラギには、触れると痛いほどのトゲがあります。
日本では、古くからヒイラギのトゲによって邪気祓いや魔除けの効果があると信じられてきました。
このため、節分の時にイワシの頭と一緒にヒイラギを玄関に吊るしたり、家の鬼門の方角に植えたりします。
西洋のクリスマスでも、邪気祓いや魔除けの意味で、クリスマスにはセイヨウヒイラギを使っています。
ヒイラギの花言葉
- 保護
- 用心深さ
- 先見の明
ヒイラギの基本情報
- 学名:Osmanthus heterophyllus
- 和名:柊(ひいらぎ)
- 別名:鬼の目突き(オニノメツキ)
- 英名:False holly(フォルスホーリー)
- 開花時期:10月~12月
- 原産地:東アジア
16:フクジュソウ(福寿草)

フクジュソウは、旧暦の元旦の頃に、雪の中から花が咲くことからおめでたい花とされてきました。
このため、名前に幸せを願う「福」と、長寿を願う「寿」という漢字が使われています。
花言葉もおめでたいイメージにピッタリで、元日草(がんじつそう)という別名もあります。
太陽を浴びて、黄金色の花びらを一生懸命広げるフクジュソウを見ると、希望や幸せが呼び込めそうですね。
フクジュソウの花言葉
- 永久の幸福
- 幸せを招く
フクジュソウの基本情報
- 学名:Adonis amurensis
- 和名:福寿草(ふくじゅそう)
- 別名:朔日草(ついたちそう)・元日草(がんじつそう)
- 英名:Amur adonis(アムールアドニス)
- 開花時期:1月~3月
- 原産地:日本・中国・シベリア・朝鮮半島など
17:ブバルディア

ブバルディアは、丸く膨らんだつぼみが十字型に開いて、小さな可愛い花を咲かせます。
ブバルディアという名前は、ルイ13世の時代の王室庭園長であった「ブーバル」の名前にちなんで付けられました。
写真のようなピンクや赤、紫の花の色もありますが、一般的には白色のブバルディアが知られています。
つぼみから十字架を連想させる白色のブバルディアは、ウェディングブーケによく使われる人気の高い花です。
花言葉を見ているだけで幸せな気分になりますね♪
ブバルディアの花言葉
- 夢
- 幸福な愛
- 愛の誠実
- 情熱
- 空想
ブバルディアの基本情報
- 学名:Bouvardia
- 和名:管丁字(かんちょうじ)
- 別名:蟹の目(かにのめ)
- 英名:Bouvardia(ブバルディア)
- 開花時期:10月~4月
- 原産地:メキシコ・熱帯アメリカ
18:ポインセチア

12月になると、街中のあちらこちらでポインセチアを目にします。
一見、花のように見える部分は実は、葉が変化した「苞(ほう)」と呼ばれる部分なのです。
以前は、ポインセチアといえばクリスマスカラーそのものでした。
でも、最近ではピンクのポインセチアも増えてきましたね。
17世紀、原産地のメキシコで宣教師達が「ポインセチアは清純なキリストの血を表している」としたことから、クリスマスの飾りに使われるようになったとか。
ポインセチアの花言葉
- 祝福
- 聖夜
- 私の心は燃えている
- 幸運を祈る
ポインセチアの基本情報
- 学名:Euphorbia pulcherrima
- 和名:猩々木(しょうじょうぼく)
- 別名:猩々木(しょうじょうぼく)・ノーチェ・ブエナ(聖夜)
- 英名:Poinsettia(ポインセチア)
- 開花時期:11月~3月
- 原産地:メキシコ
19:ボケ(木瓜)

漢字で「木瓜」と書くボケという名前は、瓜によく似た実がなることから付けられました。
初めは「木瓜(もけ)」と呼ばれていたのが、「木瓜(ぼけ)」と変化していったのです。
中国での名前は「放春花(ファンチュンファ)」といい、いち早く春を作り出す花という意味があります。
「早熟」や「先駆者」という花言葉にも表れています。
ボケの花言葉
- 早熟
- 平凡
- 先駆者
- 妖精の輝き
- 魅力的な人
ボケの基本情報
- 学名:Chaenomeles speciosa
- 和名:木瓜(ぼけ)
- 別名:唐木瓜(からぼけ)
- 英名:Flowering quince(フラーワーリングクインス)
- 開花時期:11月~2月(寒咲)
- 原産地:中国南部
20:ロウバイ(鑞梅)

中国の「雪中四花(せっちゅうしか)」の一つとして知られるロウバイは、梅に似た良い香りの花を咲かせます。
江戸時代に日本に渡ってきたロウバイは、生け花などでも古くから人気があります。
控えめな美しさにピッタリの花言葉が付けられています。
ちなみに、中国の「雪中四花(せっちゅうしか)」とは、ロウバイ(鑞梅)、ウメ(梅)、ツバキ(椿)、スイセン(水仙)の4つの花のことをいいます。
ロウバイの花言葉
- 愛情
- 慈愛
- 奥ゆかしさ
- 先導
ロウバイの基本情報
- 学名:Chimonanthus praecox
- 和名:鑞梅(ろうばい)
- 別名:唐梅(カラウメ)
- 英名:Wintersweet(ウインタースウィート)
- 開花時期:1月~2月
- 原産地:中国
まとめ
今回は、冬の花の花言葉と名前を20種類ご紹介しました。
冬というと、あまり花が咲かないイメージがあるかもしれません。
でも冬にも素敵な花はたくさんあります。
大切な人に、花言葉で素敵な花のプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。