米ぬかとはどのようなものでしょうか。

よく「米ぬかは栄養たっぷり」、「米ぬかは身体に良い」なんて言いますね。

では、糠って何だかご存知ですか?

今回は、米ぬかとはどのようなものか、糠とは何なのか、わかりやすくご紹介します。

スーパーフードとして、栄養と魅力がたっぷり詰まっている米ぬか!

ぜひチェックしてみてくださいね。

米ぬかとは?糠って何?

米ぬかが出来る様子

米ぬかとは、稲を収穫した後、籾殻(もみがら)を取り除いた玄米を精米する時に出る粉状のものです。

簡単にいうと、米の外側の部分です。

英語で米ぬかのことを「Ricebran」といいます。

玄米を精白米まで精米すると、白米には胚乳の部分だけが残ります。

そして、削り取られた米ぬかには、種皮や胚芽などを含んでいます。

米ぬかの説明イラスト

上の図を見ていただくと、米ぬかは米の一部分だということがわかります。

では糠(ぬか)とは何なのでしょうか。

糠(ぬか)とは、穀物を精白した時に出る種皮や胚芽などを含んだ部分です。

上の図では糠層と胚芽の部分を指します。

英語で糠のことを「bran」といいます。

つまり米ぬかは、米の糠層と胚芽の部分ということです。

米ぬかは栄養と魅力たっぷりのスーパーフード!

精米の様子

米ぬかは、脂質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの豊富な栄養素を含んでいます。

このため、昔から「米ぬかは身体に良い」といわれてきました。

そんな米ぬかは、さまざまな用途に使われています。

一般的によく知られているのは、ぬか漬けをつくるための「ぬか床」ですね。

他にも、米ぬかには次のような用途があります。

  • 米ぬか油
  • きのこの栽培用培地
  • 肥料
  • 家畜の飼料    など

また最近では、米ぬかの抗酸化作用や整腸作用への期待などから、スーパーフードとしても注目されています。

日本人は昔から白米を食べてきました。

玄米の表面を削り、白米にする時には必ず米ぬかが出来ます。

例えば、玄米を白米に精米をすると、全体の90%程度が白米で、残りの10%が米ぬかになります。

米に含まれている栄養素の多くが米ぬかに含まれているといわれていて、全体の80~90%程度の栄養素が米ぬかに含まれているとか。

米ぬかは栄養と魅力たっぷりのスーパーフードなのです!

米ぬかに含まれる具体的な栄養成分についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

できたての米ぬか

今回は、米ぬかとはどのようなものか、糠とは何なのか、などについてお伝えしました。

スーパーフードとしての魅力がたっぷり詰まった米ぬか。

「米ぬかの使い道がわからない」、「ぬか漬けを漬けるのが面倒」などという理由で捨てる方も多いようですが…。

無駄にせず、ぜひ生活に取り入れたいですね。

米ぬか(米糠)・Ricebran

玄米を精白する時に出る副産物。米ぬか油の原料、漬物の床、きのこ類の栽培用培地、家畜の飼料、肥料等に利用される。

栄養成分:脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる。

引用:実況出版編修部(2019年)『オールガイド 食品成分表 2019』実教出版株式会社

米ぬかの入手方法についてのこちらの記事もぜひご覧ください。