「ぬか床をかき混ぜるなら素手が良い」といわれています。

でも、なぜ素手でかき混ぜるのが良いのか理由が気になりませんか?

この記事を読めば次のことがわかります。

  • ぬか床を素手でかき混ぜる理由
  • 素手じゃない方が良い3つの例外
米ぬか美優

もう「ぬか床を素手でかき混ぜるかどうか」悩みませんよ♪

ぬかにゃん

ぜひ最後まで読んでにゃん。

ぬか床のかき混ぜは素手で行いましょう!

ぬか床のかき混ぜは素手で!文字入り

ぬか床のかき混ぜ、あなたは素手で行っていますか?

「ぬか床のかき混ぜは素手が良い」

と聞いたことがあっても、もしかすると手袋を使って混ぜているかもしれませんね。

でも、もしなんとなく手袋を使っているのなら、ぜひ素手でかき混ぜてください。

「ぬか床のかき混ぜは素手が良い」という説は本当なのです。

ぬか床のかき混ぜは素手で行いましょう!

ではなぜ素手が良いのでしょうか。

ぬか床を素手で混ぜるのが良い理由を見ていきましょう。

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い理由は?

ぬか床を素手でかき混ぜる様子

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い理由は、次の3つです。

  1. 手の常在菌がぬか漬けを美味しくするから
  2. 手の方がぬか床の状態を確認しやすいから
  3. 手袋を使うとぬか床にニオイがついてしまうから

3つの理由について詳しくご紹介します。

1:手の常在菌がぬか漬けを美味しくするから

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い1つめの理由は『手の常在菌がぬか漬けを美味しくするから』です。

手には常在菌という微生物(細菌)が存在しています。

この常在菌は、素手でぬか床をかき混ぜることによって、ぬか床の中に入り込みます。

そして、ぬか床の中に入り込んだ常在菌は、美味しいぬか漬けを作るサポートをしてくれるのです。

ぬか床の発酵を促すともいわれています。

つまり、常在菌が入り込んだぬか床だからこそ、ぬか漬けの味に深みが出て美味しくなるということです。

もしも、常在菌がない状態でぬか漬けを作ってもきっとあまり美味しくないでしょう。

ですので、ぬか床は素手でかき混ぜるのが良いのです。

もちろん、時々手袋を使うだけならそれほど違いはないかもしれません。

でも、ぬか床は常温保存の場合、基本的に1日1回はかき混ぜるもの。

毎日、素手でかき混ぜるのを繰り返すうちに、ぬか漬けの味の違いも大きくなるでしょう。

ちなみに、家庭や人によって、ぬか漬けの味はそれぞれ違いますよね。

このぬか漬けの味の違いは、人によってそれぞれ常在菌が違うからです。

2:手の方がぬか床の状態を確認しやすいから

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い2つめの理由は『手の方がぬか床の状態を確認しやすいから』です。

ぬか床をかき混ぜる時は、ぬか漬けが美味しくなるように、毎回ぬか床の状態を確認します。

発酵の状態や水分量などを確認して、ぬか床を育てていくのです。

この時、もしも手袋をしていると、感覚がつかみにくくなってしまいます。

でも素手でかき混ぜれば、ぬか床の感覚が直接手に伝わってくるのでわかりやすいですよね。

このような理由で、ぬか床の状態を確認するためには、ぬか床を素手でかき混ぜるのが良いのです。

3:手袋を使うとぬか床にニオイがついてしまうから

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い3つめの理由は『手袋を使うとぬか床にニオイがついてしまうから』です。

ぬか床はとってもデリケート。

手の常在菌でぬか漬けの味が変わるように、ニオイも吸収しやすくなっています。

例えば、ゴム手袋をつけたままぬか床をかき混ぜてしまうと、ゴム手袋のニオイがぬか床に移ってしまう可能性があります。

また、口にするものはできるだけナチュラルに作りたいですよね。

ですので、ぬか床のかき混ぜは素手で行うのが良いのです。

ここまで、

ただし、ぬか床のかき混ぜを素手で行わない方が良い時もあるのです。

続いて、素手じゃない方が良い3つの例外をご紹介します。

ぬか床のかき混ぜ・素手じゃない方が良い3つの例外

ぬか床のかき混ぜを、素手で行わない方が良い3つの例外は次の通りです。

  1. 手や腕に傷がある
  2. 手荒れがひどい
  3. マニキュアをしている

それぞれの例外について詳しく見ていきましょう。

1:手や腕に傷がある

手や腕に傷がある時は、ぬか床のかき混ぜを素手で行わない方が良いです。

傷には雑菌がたくさん。

傷がある状態でぬか床を混ぜてしまうと衛生面で良くありません。

当然、痛くて混ぜるなんてできないでしょう。

傷が悪化すると困ります。

手や腕に傷がある時は、素手じゃない方が良いのです。

2:手荒れがひどい

手荒れがひどい時は、ぬか床のかき混ぜを素手で行わない方が良いです。

手荒れがさらにひどくなると困ります。

症状が落ち着くまでは、ぬか床をかき混ぜるのをお休みしましょう。

もともと肌が弱い方も素手じゃない方が良いですよ。

3:マニキュアをしている

マニキュアをしている時は、ぬか床のかき混ぜを素手で行わない方が良いです。

マニキュアをしている手でぬか床をかき混ぜてしまうと、マニキュアの成分がぬか床に溶け出してしまう可能性が。

せっかく育てたぬか床が台無しになっては困りますよね。

ですので、マニキュアをしている時は、素手でぬか床をかき混ぜるのは厳禁です!

ジェルネイルをしている時も素手でかき混ぜるのはやめましょう。

ご紹介した3つの例外に当てはまる時は、ぬか床を素手でかき混ぜないようにしてください。

無理をせず、その時だけ手袋を使うと良いでしょう。

ただし、手袋といってもゴム手袋は避けてください。

ゴム手袋は、先ほどお伝えした通りニオイがぬか床に移ってしまいます。

手袋を使う場合は、薄手のシリコン製やポリエチレン製の手袋を使うことをおすすめします。

例えばこちらの手袋なら、食品にも安心して使えます↓

まとめ

今回は、ぬか床を素手でかき混ぜる理由などについてお伝えしました。

ではもう一度おさらいです。

ぬか床を素手でかき混ぜるのが良い理由は次の3つ。

  1. 手の常在菌がぬか漬けを美味しくするから
  2. 手の方がぬか床の状態を確認しやすいから
  3. 手袋を使うとぬか床にニオイがついてしまうから

ただし、次の3つの例外の時は素手じゃない方が良いです。

  1. 手や腕に傷がある
  2. 手荒れがひどい
  3. マニキュアをしている

3つの例外に当てはまる時は、手袋を使ってください。

または、ぬか床のかき混ぜをお休みしましょう。

ぬか床を素手でかき混ぜて、美味しいぬか漬けを作ってくださいね。

美味しいぬか漬けを作るためには、かき混ぜ方も大切です。

かき混ぜ方が間違っているとなかなか美味しいぬか漬けにならないかもしれません。

ぜひこちらの記事で、ぬか床のかき混ぜ方をご覧ください。

⇒ぬか床のかき混ぜ方ってどうやるの?3つの大切なポイントも!