美味しそうなさつまいもをスーパーで見つけて買った時、大きすぎて困ることってありますよね。
そんな時は、少しだけぬか漬けにしてみてはいかがでしょうか。
「でも作り方がわからない。」
「さつまいもはレンジで加熱してから漬けるの?」
「生のまま漬けるの?」
そんなあなたへ、さつまいものぬか漬けの作り方をご紹介します。
動画でご覧になりたい方はこちらをどうぞ↓
さつまいものぬか漬けはレンジで加熱してから漬ける?

さつまいもをぬか漬けにする時は、レンジで加熱してから漬けましょう。
もちろん鍋で茹でても大丈夫です。
ただし、レンジで加熱した後は十分に冷ましてください。
さつまいもが十分に冷めてからぬか床に漬け込むことが大切です。
その理由は、さつまいもが熱いまま漬けてしまうと、ぬか床を傷めてしまうことになりかねないからです。
つまり、さつまいもを加熱した後は冷ます時間が必要になります。

さつまいものぬか漬けを作るなら時間に余裕がある時に始めてくださいね。
ではここから、さつまいものぬか漬けの作り方を具体的にご紹介します。
さつまいものぬか漬けの作り方

まずは材料と用意するものを揃えます。
さつまいものぬか漬けの材料と用意するもの
さつまいものぬか漬けの材料と用意するものは次の通りです。

ここではさつまいもを1本使用しています。
でも、さつまいも1本丸々漬けるとかなり量が多くなります。
ですので一度にたくさん作る必要がないなら、少しずつ漬けてみてください。
例えば、美味しそうなさつまいもをスーパーで見つけて買った時。
他の料理を作る時に少しだけぬか漬けにしてみるのがおすすめです。
さつまいもは腸活に良いと思われがちですが、たくさん食べるとお腹が張ります。
お腹がパンパンになって苦しくならないように食べ過ぎには気を付けてくださいね。
次に、さつまいものぬか漬けの作り方・手順を確認しましょう。
さつまいものぬか漬けの作り方・手順

先ほどお伝えした通り、さつまいもは加熱してからぬか床に漬け込みます。
そのため、下ごしらえに少し時間がかかります。
といっても下ごしらえさえできれば後は簡単。
作り方・手順に沿って進めていきましょう。
ここから、さつまいものぬか漬けを実際に作る様子をご覧ください。
さつまいものぬか漬けを実際に作る様子
さつまいものぬか漬けを作る様子を、作り方・手順に沿ってご紹介します。
1:さつまいもを洗って適当な大きさに切る

まずは、さつまいも洗って適当な大きさに切ります。
さつまいもを綺麗に洗ったら、ピーラーを使ってヒゲの部分を取り除いていきましょう。
本来なら皮にも栄養があるので剥かずにそのままにしておきたいのですが…。
ヒゲの部分を取り除くことで食感を良くして、漬かりやすくする目的があります。
さつまいものヒゲの部分は筋になっています。
その筋を縦方向にピーラーでスーッと取り除いてください。
でも硬いのでなかなか上手くいかないかも。

私もあまり得意ではありません^^
ケガをしないように気を付けながら行ってくださいね。
ヒゲの部分を取り除いたら、次はさつまいもを適当な大きさに切りましょう。

両端を切り落としてから好みの厚さに切ります。
私のおすすめの厚さは1cm程度です。
1cm程度の厚さにするとさつまいもが漬かりやすくなりますよ。
ただし、さつまいもを薄く切れば切るほど漬ける時間が短くなります。
当然、漬かりすぎになることがあるので注意が必要です。
もし「ぬか床から取り出すのを忘れそう!」と思うなら厚めに切ってくださいね。
厚めに切ると、さつまいものホクホク感を楽しむこともできます。
2:さつまいもを竹串がスッと刺さる程度に加熱する

切ったさつまいもは、竹串がスッと刺さる程度に加熱します。
電子レンジを使っても鍋を使ってもどちらでも大丈夫です。
耐熱容器に入れて電子レンジで加熱すれば時短になりますよ。
そういえば、最近ではさまざまな電子レンジ用の耐熱容器がありますね。
例えば食洗器対応で折りたたみが可能。
そんな商品もあります↓
さつまいもを耐熱容器に入れる時は、できるだけ重ならないようにして入れてください。

そして、切ったさつまいもはサッと水にくぐらせて表面を水で濡らしておくと良いでしょう。
水にくぐらせる理由は、断面のアク取りとムラなく加熱するためです。
鍋で茹でる場合は水の状態から火にかけてください。
上の写真はさつまいも1本分を半分ずつ電子レンジと鍋で加熱する様子です。
左側、電子レンジの方は1cmの厚さに切ったさつまいも。
500Wで5分程度加熱しました。
そして右側の鍋の方は3cm程度の厚さに切ったさつまいも。
水から入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして15分程度茹でました。
さつまいもは、加熱しすぎると柔らかく崩れやすくなりますが美味しさは増します。
ぜひしっかりと加熱してから漬けましょう。
それぞれ竹串がスッとささる程度に加熱すると下の写真のようになります。

加熱したさつまいもは十分に冷まします。
さつまいもを冷ます時も、一旦水をくぐらせると冷めやすくなりますよ。
これでさつまいもの下ごしらえが完了です。
さつまいもの下ごしらえが完了したら、いよいよぬか床に漬け込んでいきます。
3:ぬか床に漬け込む

ぬか床を用意します。
さつまいもを漬け込むために、ぬか床は事前にお手入れをしておいてくださいね。
加熱したさつまいもを冷ましている間にお手入れをすると効率が良いのでおすすめです。
まずは手でぬか床を掘るようにしてくぼみを作りましょう。

作ったくぼみの中に、さつまいもを1つずつ漬け込んでいきます。
この時、さつまいもが崩れてしまわないようにそっと漬け込んでください。

さつまいもを全て漬け込んだら上からぬかみそをかぶせます。
ぬかみそでさつまいもが隠れるように完全に覆うことが大切です。
その後、手で軽く押さえるようにしながらぬか床の表面を平らにならします。
容器とフタを綺麗に拭いてフタをすれば漬け込み完了です。
4:常温で1日(24時間)程度漬ける
そのまま常温で1日(24時間)漬けます。
夏場なら6時間~半日程度でも大丈夫です。
5:ぬかみそを水で軽く洗い流す
1日(24時間)程度経ったらぬか床からさつまいもを取り出します。
ぬか床から取り出す時は、さつまいもが割れないようにそっと取り出しましょう。
そっと取り出しつつ、ぬかみそをできるだけ拭い落としながら取り出してください。
6:お皿に盛り付ければ出来上がり!

取り出したさつまいものぬか漬けを水で軽く洗い流します。
お皿に盛り付ければ、さつまいものぬか漬けの出来上がりです!
ここでは味のご紹介をするためにぬか付きとぬかなしの両方を用意しました。
では、さつまいものぬか漬けはどんな味なのでしょうか。
さつまいものぬか漬けはどんな味?

さつまいものぬか漬けの味は、ぬか漬けの風味とさつまいもの甘さが合わさった独特の味になります。
上の写真は出来上がったさつまいものぬか漬けです。
さつまいもを漬ける前と比べても、実は見た目はあまり変わりません。
少し白っぽくなるだけです。
でもぬか漬けにするとぬか漬けの風味が思った以上に入ります。
その独特の味はぬか付きもぬかなしも同じです。
さつまいものぬか漬けを一口食べると、まず最初に酸味がグッときます。
そして後から甘味が。
さっぱりとした甘味が感じられる大人の味という感じです。
酸味が目立つ味で、例えるなら『さつまいものレモン煮』のような味。
でも不思議なことにぬかみそを洗い流せば美味しさが倍増します!
酸味も甘味も際立って断然美味しくなるのです。
ですので、さつまいものぬか漬けはぜひ洗ってから食べてください。
ただ個人的な意見としては、さつまいものぬか漬けはもの凄く美味しいわけではありません。
さつまいもの甘味を味わいたいなら、ぬか漬けにせずそのまま食べた方が美味しい^^
ですので、あえてぬか漬けにするというより、他の食べ方をする時に少しだけぬか漬けにするのが良いかもしれません。
そして、さつまいものぬか漬けを美味しく作るためには漬ける時間もポイントです。
漬ける時間は短めがおすすめ!

さつまいもを漬ける時間は短めがおすすめです!
というのも、先ほどお伝えした通り、さつまいものぬか漬けは思った以上にぬか漬けの風味が入りやすいからです。
あまり長く漬け過ぎると、酸味が強すぎて美味しく感じにくくなります。
さつまいも本来の甘味があまり目立ちません。
個人的には、さつまいもは長時間漬けるより短時間の方が美味しいと思っています。
ですので、さつまいもを漬ける時間は1日(24時間)程度がおすすめです。
夏場なら6時間~半日でも十分です。
冷蔵庫保存なら2日(48時間)程度を目安にしてくださいね。
まとめ
今回は、さつまいものぬか漬けの作り方をご紹介しました。
さつまいもをぬか漬けにする時は、レンジで加熱してから漬けましょう。
さつまいものぬか漬けを作るなら時間に余裕がある時にぜひ♪
さつまいも以外にも変わった食材でぬか漬けを楽しむことができます。
ぬか漬けの変わり種食材についてはこちらの記事でチェックしてみてください。