春は美しい花がたくさん咲く季節。
春というだけで、なんだかワクワクしますね♪
そんな春の花の名前。
あなたは何種類ご存知でしょうか。
春の花には、素敵な花言葉もたくさんありますよ。
今回は、春の花の名前と花言葉を17種類ご紹介します。
ぜひチェックしてください。
春の花といえば?名前と花言葉17種類
春の花17種類を名前の50音順で並べてみました。
ワクワクさせてくれる春の花と花言葉。
早速、順番にご紹介します。
1:アネモネ
アネモネは、春を代表する球根花の一つです。
ギリシャ神話では、アドニスという美少年の血からアネモネが生まれたと伝えられています。
このため、赤色のアネモネが一般的には知られています。
でも赤色の他にも、写真のような紫色や白、オレンジ色など、さまざまな色のアネモネがあります。
また、アネモネは品種も多く、100種類以上の品種があるとか。
開花時期が2月下旬~5月下旬までと長いのが嬉しいですね。
アネモネの花言葉
アネモネの花言葉を、全体と色別でご紹介します。
アネモネ全体の花言葉
- あなたを愛します
- 期待
- はかない恋
アネモネの色別の花言葉
- 紫色のアネモネの花言葉:あなたを信じて待つ
- 赤色のアネモネの花言葉:君を愛す
- 白色のアネモネの花言葉:真実
アネモネの基本情報
- 学名:Anemone coronaria
- 和名:牡丹一華(ぼたんいちげ)・花一華(はないちげ)
- 別名:Windflower
- 英名:Anemone
- 開花時期:2月下旬~5月下旬
- 原産地:地中海沿岸
2:オウバイ(黄梅)
オウバイは、漢字で書くと「黄梅」。
梅という字が付きますが、実はジャスミンの仲間の植物です。
私は初めてオウバイを見た時、「えっ?これが黄梅?」って思いました^^
梅のイメージではないですよね。
オウバイは香りもなく、意外なイメージの花です。
オウバイの基本情報
- 学名:Jasminum nudiflorum
- 和名:黄梅(おうばい)
- 別名:迎春花(げいしゅんか)・金梅(きんばい)・ウィンタージャスミン
- 英名:Winter Jasmine(ウィンタージャスミン
- 開花時期:1月~4月
- 原産地:中国
オウバイの花言葉
- 恩恵
- 期待
- 優美
- 気高い
- 控えめな美
3:オオアラセイトウ(大紫羅欄花)
オオアラセイトウは、小さな紫色の花を咲かせる植物です。
春風にゆらゆらと揺れるオオアラセイトウには、いくつかの別名があります。
例えば、大根の花に似ている形をしていることから「ハナダイコン(花大根)」と呼ばれることも。
また、「ムラサキハナナ」という名前でも知られています。
そんなオオアラセイトウには、花言葉もたくさんあります。
オオアラセイトウの花言葉
- 癒し
- 仁愛
- 優秀
- 熱狂
- 知恵の泉
- 変わらぬ愛
- あふれる智恵
オオアラセイトウの基本情報
- 学名:Orychophragmus violaceus
- 和名:大紫羅欄花(おおあらせいとう)
- 別名:紫花菜(むらさきはなな)・花大根(はなだいこん)・諸葛采(しょかっさい)
- 英名:Chinese violet cress
- 開花時期:3月~5月
- 原産地:中国
4:オキザリス
オキザリスは、日本ではカタバミと呼ばれることもある球根花です。
カタバミの中でも、大きな花が咲く品種を「オキザリス」と呼んで区別しています。
さまざま品種があるため、開花時期が長いのもオキザリスの特徴。
春咲きのオキザリスが次々に綺麗な花を咲かせるのを見ると、心が躍りますね。
暖かい日差しの中で色とりどりの花を咲かせてくれるオキザリス。
イメージにピッタリの優しい花言葉がたくさんあります。
オキザリスの花言葉
- 喜び
- 輝煌
- 輝く心
- 母親の優しさ
- 決してあなたを捨てません
オキザリスの基本情報
- 学名:Oxalis corniculata L.
- 和名:片喰・傍喰(かたばみ)
- 別名:スイモノグサ(酢漿草)・ハナカタバミ・ミヤマカタバミ
- 英名:Creeping Woodsorrel・Yellow wood sorrel
- 開花時期:主に4月~10月(品種によって異なる)
- 原産地:南アフリカ・中南米 など
5:カタクリ(片栗)
カタクリは、うつむくように咲く紫色の花が印象的。
でも実は、白色やピンク色の花もあります。
カタクリはもともと「かたかご」と呼ばれていたようです。
カタクリの花言葉は、はかなげに咲く花の様子が初恋を思わせることに由来しています。
英名ではそのまま「Katakuri」と呼ばれたり、「Dogtooth violet(犬歯のスミレ)」と呼ばれたり^^
日本とは違う印象なのが面白いですね。
カタクリの花言葉
- 初恋
- 寂しさに耐える
カタクリの基本情報
- 学名:Erythronium japonicum
- 和名:片栗(かたくり)
- 別名:カタカゴ(堅香子)・カタコ
- 英名:Katakuri, Dogtooth violet
- 開花時期:3月~5月
- 原産地:日本・朝鮮半島 などの北東アジア
6:カレンデュラ(キンセンカ)
カレンデュラは、キク科の植物で「キンセンカ」とも呼ばれています。
春の花として挙げましたが、実はカレンデュラは冬から春まで黄色やオレンジ色の花を咲かせるのです。
カレンデュラの花は観賞用だけではなく、ハーブとしても使うことができる万能な一面も。
花びらを乾燥させれば、お茶として飲むこともできます。
カレンデュラの花言葉が少し悲しげなのはギリシャ神話に登場する水の精クリティの悲しい話に由来しているから。
でも実際のカレンデュラは、私たちをとっても元気にしてくれる花ですよ。
カレンデュラの花言葉
- 失望
- 悲嘆
- 寂しさ
- あふれる慈愛
- 別れの悲しみ
カレンデュラの基本情報
- 学名:Calendula officinalis
- 和名:金盞花(きんせんか)
- 別名:キンセンカ・ポットマリーゴールド・長春花(ちょうしゅんか)
- 英名:Pot Marigold(ポットマリーゴールド)
- 開花時期:3月~6月(品種によっては12月~)
- 原産地:南ヨーロッパ(地中海沿岸)
7:サクラ(桜)
サクラ(桜)は、日本の春の花を代表する花です。
日本には数々の品種の桜があります。
地域によって温度差があるため、長い日本列島ならではの楽しみ方ができます。
といっても、ここ数年は異常気象などの影響により開花時期の予想が難しくなっているようです。
春のお花見といえば、やはりソメイヨシノですね。
ソメイヨシノはサクラ(桜)の中でも代表的な品種。
毎年、開花の宣言もソメイヨシノが基準木となっています。
原産は日本だけではなく、北半球の温帯地域(日本・中国・朝鮮半島・北米・ヨーロッパ)というのが意外です。
サクラ(桜)の花言葉
サクラ(桜)にはたくさんの花言葉があります。
ここでは、サクラ(桜)の全般的な花言葉とソメイヨシノの花言葉をご紹介します。
サクラ(桜)の全般的な花言葉
- 純潔
- 精神の美
- 優美な女性
ソメイヨシノの花言葉
- 高貴
- 清純
- 精神美
- 精神愛
- 優れた美人
サクラ(桜)の基本情報
- 学名:Cerasus Mill
- 和名:桜(さくら)
- 別名:夢見草(ゆめみぐさ)・挿頭草(かざしぐさ)・徒名草(あだなぐさ)
- 英名:Cherry blossom
- 開花時期:2月~4月
- 原産地:北半球の温帯地域
8:ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲは、春になると良い香りの花を咲かせます。
このため「千里香(せんりこう)」という別名もあります。
原産地の中国では、ジンチョウゲは縁起の良い花とされています。
中国では「瑞香(ずいこう)」という名前で呼ばれています。
また、沈丁花という漢字は「ジンチョウゲ」だけでなく「チンチョウゲ」と読むことも。
名前と同じように、ジンチョウゲにはたくさんの花言葉があります。
ジンチョウゲの花言葉
ジンチョウゲの花言葉は、想像以上にたくさんあります。
ここでは、沈丁花の代表的な花ことばをご紹介しますね。
- 永遠
- 栄光
- 不死
- 不滅
- 不老長寿
ジンチョウゲの基本情報
- 学名:Daphne odora
- 和名:沈丁花(じんちょうげ)
- 別名:瑞香(ずいこう)・丁子草(ちょうじぐさ)・千里香(せんりこう)・輪丁花(りんちょうげ)
- 英名:Winter Daphne
- 開花時期:2月~4月
- 原産地:中国
9:スイセン(水仙)
スイセンというと、スッとした緑色の葉に、白色や黄色の美しい花が印象的な植物です。
全国にも、春になると水仙が群生する観光スポットがありますね。
スイセンは、花の美しさとともに良い香りも楽しませてくれます。
さまざまな品種が登場しているスイセン。
白色や黄色以外にも、オレンジ色やピンク色、緑色のスイセンの花もありますよ。
スイセンの花言葉
- 神秘
- 自己愛
- 自惚れ
- 片想い
- 気高さ
- エゴイズム
スイセンの基本情報
- 学名:Narcissus
- 和名:水仙(すいせん)
- 別名:雪中花(せっちゅうか)
- 英名:Narcissus
- 開花時期:3月~4月(ラッパズイセン)
- 原産地:スペイン・ポルトガル・北アフリカ など
10:スズラン(鈴蘭)
スズランは、名前の通りまるで鈴のような可愛らしい花を咲かせます。
下向きに咲くスズランの花には、春らしい清楚な印象がありますね。
フランスでは、5月1日は「鈴蘭の日」。
愛する人に「鈴蘭の花束」をプレゼントして幸福を願います。
スズランの花言葉からも幸福を願う気持ちがうかがえます。
スズランの花言葉
- 純粋
- 再び幸せが訪れる
スズランの基本情報
- 学名:Convallaria majalis
- 和名:鈴蘭(すずらん)
- 別名:君影草(キミカゲソウ)・谷間の姫百合(タニマノヒメユリ)
- 英名:Lily of the valley
- 開花時期:ヨーロッパ・アジア・北アメリカ
- 原産地:4月~5月
11:フリージア
フリージアといえば、早春から花屋さんで甘い香りを漂わせる花。
もともとは黄色と白色だけだったフリージアも、さまざまな色の花が出回るようになりました。
現在では、黄色と白色に加えて、ピンク色や紫色、赤色などのフリージアを目にします。
色によっても香りが異なるので、あなたの好きな花色や香りを探すのも楽しいですね。
フリージアといえば、八丈島で行われる「八丈島フリージアまつり」が有名です。
フリージアの花言葉
- 期待
- 純潔
- あどけなさ
- 親愛の情
フリージアの基本情報
- 学名:Freesia
- 和名:浅黄水仙(あさぎすいせん)
- 別名:香雪蘭(こうせつらん)
- 英名:Freesia
- 開花時期:3月~6月
- 原産地:南アフリカ
12:マリーゴールド
マリーゴールドというと、鮮やかなオレンジ色や黄色の花がパッと元気に咲く様子が印象的です。
春になると、あちらこちらでマリーゴールドの花を見掛けますね。
聖母マリアの祝日にちなんで名付けられたマリーゴールド。
「マリア様の黄金の花」という意味があります。
マリーゴールドは、花の色や種類が豊富。
白い花や一重咲きの品種などもあります。
このため、マリーゴールドには花言葉もたくさんあります。
ここでは、マリーゴールドの全体的な花言葉と色別、種類別の花言葉をご紹介します。
マリーゴールドの花言葉
マリーゴールドの花言葉を、全体と色別、種類別でご紹介します。
マリーゴールド全体の花言葉
- 嫉妬
- 生きる
- 絶望
- 悲嘆
- 勇者
- 悲しみ
- 変らぬ愛
- 可憐な愛情
マリーゴールドの色別の花言葉
- オレンジ色のマリーゴールドの花言葉:予言・真心
- 黄色のマリーゴールドの花言葉:健康
マリーゴールドの種類別の花言葉
- レモン・マリーゴールドの花言葉:愛情
- フレンチ・マリーゴールドの花言葉:いつも側において
- アフリカン・マリーゴールドの花言葉:逆境を乗り越えて生きる
マリーゴールドの基本情報
- 学名:Tagetes
- 和名:千寿菊(せんじゅぎく)・万寿菊(まんじゅぎく)
- 別名:クジャクソウ(孔雀草)・ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)
- 英名:marigold
- 開花時期:4月~10月
- 原産地:メキシコ・中央アメリカ
13:ミツマタ
ミツマタは、春を告げる趣のある花を咲かせます。
3つに分かれた枝に、小さな花が半球形に集まっている様子が印象的なミツマタ。
枝が3つに分岐していることが「三又(みつまた)」という和名の由来です。
ミツマタは、和紙や紙幣の材料となる植物として有名ですね。
新紙幣にも使われるのでしょうか。
京都府綾部市では、毎年春になるとミツマタが群生している様子を見ることができますよ。
ミツマタの花言葉
- 強靭
- 淡白
- 壮健
- 心の美
- 永遠の愛
- 肉親の絆
- 豊かな力
- 意外な思い
ミツマタの基本情報
- 学名:Edgeworthia chrysantha(Edgeworthia papyrifera)
- 和名:三又(みつまた)
- 別名:ムスビギ(結木)
- 英名:Oriental paperbush
- 開花時期:3月~4月中旬
- 原産地:中国
14:ムスカリ
ムスカリは、春になるとぶどうの房のような小さい花をたくさん咲かせます。
このため、別名では「ブドウヒヤシンス」と呼ばれます。
ムスカリは管理が楽な球根花のため、春の花壇や寄せ植えでよく目にしますね。
ムスカリの語源は、「ジャコウ」を意味するギリシャ語。
良い香りがするという意味があります。
ムスカリの花言葉
- 明るい未来
- 通じ合う心
- 気品
- 高貴な生活
- 夢にかける思い
- 寛大な愛
ムスカリの基本情報
- 学名:Muscari
- 和名:葡萄風信子(ぶどうひやしんす)
- 別名:ブドウヒヤシンス
- 英名:Grape hyacinth(グレープヒヤシンス)
- 開花時期:3月~5月中旬
- 原産地:地中海沿岸
15:ユキワリソウ
ユキワリソウは、早春に白色やピンク色、青色などの可憐な花を咲かせる植物です。
「雪割草(ユキワリソウ)」という名前は、キンポウゲ科ミスミソウ属の園芸名。
ユキワリソウの中でも有名なのは、新潟県を中心に自生するオオミスミソウです。
1株ごとに、花・雄しべ・雌しべの形や色が異なるといわれ、コレクターを中心に人気があります。
ユキワリソウの花言葉
- 信頼
- 自信
- 内緒
- 忍耐
- 優雅
- 高貴
- 期待
- 悲痛
- はにかみ屋
- あなたを信じます
ユキワリソウの基本情報
- 学名:Hepatica nobilis var. japonica
- 和名:ゆきわりそう(雪割草)
- 別名:オオミスミソウ・スハマソウ・地桜花 など
- 英名:Liver leaf・Liverwort
- 開花時期:2月下旬~5月上旬
- 原産地:日本(北陸地方・東北地方の日本海側)
16:ラナンキュラス
ラナンキュラスは、冬の終わりから春にかけて咲く球根花です。
もともとは黄色い5弁の花で、バターカップ(Buttercup)とも呼ばれていました。
その後、さまざまな品種が生まれたラナンキュラス。
赤色、ピンク色、オレンジ色、白色などの豊富な花の色があります。
ラナンキュラスは、薄紙を何層にも重ねたような美しい花びらの豪華さで人気があります。
花束にもよく使われますね。
ラナンキュラスの名前は、葉っぱが「カエルの足」に似ていて湿地帯に生息していたことからラテン語の「rana(カエル)」が由来となっています。
「ウマノアシガタ(馬の足形)」という別名も面白いです。
ラナンキュラスの花言葉
- 華やかな魅力
- 晴れやかな魅力
ラナンキュラスの基本情報
- 学名:Ranunculus asiaticus
- 和名:花金鳳花(はなきんぽうげ)
- 別名:ウマノアシガタ(馬の足形)
- 英名:Ranunculus
- 開花時期:3月~4月
- 原産地:ヨーロッパ・西アジア
17:ネモフィラ
ガーデニングでも人気の、美しいブルーの花が印象的なネモフィラ。
瑠璃色の花を咲かせ、細長い唐草模様のような草の様子から、和名では「瑠璃唐草(るりからくさ)」と呼ばれています。
また、可愛らしい花が赤ちゃんの青い瞳のように見えることに由来して、英名は「Baby blue eyes(ベイビーブルーアイズ)」といいます。
ネモフィラは一般的には、ブルーの花が咲くイメージ。
でも、紫色の花に斑点が入ったり、黒っぽい花に白い縁取りがあったりと、さまざまな品種があります。
ネモフィラといえば、国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」に咲く美しいネモフィラが有名です。
青空と瑠璃色のネモフィラ、楽しみたいですね。
ネモフィラの花言葉
成功
ネモフィラの基本情報
- 学名:Nemophila menziesii
- 和名:瑠璃唐草(るりからくさ)
- 別名:ファイブスポット(マクラータ種)
- 英名:Baby blue eyes
- 開花時期:4月中旬~5月上旬
- 原産地:北アメリカ
まとめ
今回は、春の花の名前と花言葉を17種類ご紹介しました。
あなたの好きな春の花はあったでしょうか。
さぁ、春の花を見に出掛けませんか?
50音順で並べているので、いつでもチェックしてくださいね。
秋の花の名前と花言葉については、こちらの記事をご覧ください。