米ぬかを食べると、さまざまな効果が得られるといわれています。
では、具体的にどのような効果が期待できるのかご存知でしょうか。
今回は、米ぬかを食べる効果についてお伝えします。
米ぬかを食べる時には、量の目安や農薬にも気をつけたいですね。
ぜひチェックして、米ぬかを食べる効果を試してください。
米ぬかに含まれる栄養成分についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
米ぬかを食べる効果とは?
米ぬかを食べる効果とは「米ぬかを毎日の食事に取り入れることによって、米ぬかに含まれるさまざまな栄養成分による効果を期待する」ものです。
ぬか床を発酵させて作る「ぬか漬け」とは違う意味の効果が、米ぬかを食べることで期待できるのです。
栄養たっぷりの米ぬかは、米ぬか化粧品のように身体の外側からケアをするだけでなく、身体の内側からのケアにもピッタリ!
米ぬかに関する研究もどんどん進み、多くの健康効果や美容効果が期待できるといわれています。
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では、米ぬかを食べることで期待できる効果はどのようなものでしょうか。
米ぬかを食べることで期待できる効果
米ぬかを食べることで期待できる効果を8つ挙げてみました。
- 腸内環境の改善効果
- 美肌効果
- ダイエット効果
- 生活習慣病の改善効果
- 更年期障害の予防効果
- 認知症の予防効果
- 動脈硬化の予防効果
- 薄毛予防効果
※上記に挙げた効果は、あくまでも「期待できる」というものです。
誰にでも必ずしも効果が現れるとは限りません。
では、1つ1つの効果について見ていきましょう。
1:腸内環境の改善効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の1つめは「腸内環境の改善効果」です。
米ぬかには、腸内の善玉菌のエサとなる栄養素や不溶性食物繊維が含まれています。
米ぬかに含まれる栄養素で腸内の善玉菌を増やし、毒素や老廃物を排出することで、腸内環境を整える効果が期待できます。
米ぬかを食べて便秘が解消したという方も多くいらっしゃるようです。
私自身も初めて米ぬかを食べた時、数時間後から腸が活発に動き出したのを体感しました。
キュルキュルキュル~とお腹のあたりから音が聞こえてきました^^
腸内環境を整えることは健康への第一歩。
米ぬかを食べて腸内環境が改善されれば嬉しいですね。
2:美肌効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の2つめは「美肌効果」です。
米ぬかには優れた抗酸化作用があるといわれています。
例えば、米ぬかに含まれる「γ-オリザノール」は、シミの原因となるメラニンの生成を抑えます。
また、米ぬかに含まれる「トコトリエノール」は、血行を良くして新陳代謝を促してくれます。
米ぬかを食べて美肌に近づくことができるなら、こんなに嬉しいことはありません。
紫外線を浴びることも平気になるといいな♪と思います。
3:ダイエット効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の3つめは「ダイエット効果」です。
先程、米ぬかには「腸内環境の改善効果」が期待できるとお伝えしました。
米ぬかに含まれる「不溶性食物繊維」の働きによって、腸内の毒素や老廃物を排出することが腸内環境の改善効果へと繋がります。
結果として、便秘を解消することができたり、お通じのリズムが整ってくるようです。
また、米ぬかにはむくみを取るといわれている「カリウム」が豊富に含まれています。
「不溶性食物繊維」で便秘を解消し、「カリウム」でむくみを取ることで、ダイエット効果が期待できるのです。
米ぬかが腸のお掃除をしてくれるなんて有り難い!
さらに、「不溶性食物繊維」が膨らむことによって満腹感が得られるというメリットも。
食べ過ぎを予防してダイエット効果がアップすれば良いですね。
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4:生活習慣病の改善効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の4つめは「生活習慣病の予防効果」です。
現代人に多い生活習慣病の原因のひとつが、活性酸素による細胞の酸化だとか。
米ぬかには、強い抗酸化作用がある「γ-オリザノール」とビタミンEの一種である「トコトリエノール」が含まれています。
また、米ぬかにはコレステロールの吸収を抑えてくれる「植物ステロール」も含まれています。
このため、米ぬかを食べることで細胞が酸化するのを防ぎ、コレステロールの吸収を抑制して生活習慣病を予防する効果が期待できます。
5:更年期障害の予防効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の5つめは「更年期障害の予防効果」です。
更年期障害は、ホルモンバランスの乱れが原因だといわれています。
特に閉経前後5年ぐらいの時期になると注意したい症状ですね。
まら、最近では若い人でも更年期障害の悩みを抱える人が増えているようです。
更年期障害の症状は、「のぼせ」や「ほてり」、「イライラ」など人によってさまざま。
身体的な症状だけでなく、精神的な症状も現れるので本人にとっては辛いものです。
米ぬかに含まれる「γ-オリザノール」は、脳の視床下部に働きかけて、乱れがちなホルモンバランスを整えてくれます。
このため、米ぬかを食べることで、更年期障害の予防効果が期待できるのです。
更年期障害の症状は、本人にとっては大変でも、周りからの理解を得るのが大変だったりします。
私自身もアラフィフなので、年齢を重ねるにつれ自分の身体の変化についていけないことが。
そんな時、「これって更年期障害なのかな」と思ったりしています。
毎日の食生活に米ぬかを取り入れることで、少しでも更年期障害の予防ができて症状が和らぐなら嬉しいです。
6:認知症の予防効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の6つめは「認知症の予防効果」です。
認知症に関するさまざまな研究が進む中、米ぬかに含まれる「フェルラ酸」が認知症の中のひとつ「アルツハイマー型認知症」の予防に役立つのではないか、といわれています。
また、米ぬかに含まれる「GABA」や「γ-オリザノール」などにも、脳の働きを良くして認知症を予防する効果が期待されています。
認知症というと、治療法はまだ確立していないはず。
米ぬかに秘められた「認知症の予防効果」に期待します!
7:動脈硬化の予防効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の7つめは「動脈硬化の予防効果」です。
血管の弾力性が減少して動脈硬化になると、高血圧だけではありません。
脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気を引き起こす危険性があります。
米ぬかには、コレステロールが増えるのを抑えるといわれる「植物ステロール」や「GABA」が含まれています。
動脈硬化の原因物質はコレステロールといわれています。
ですので、米ぬかを食べることによって動脈硬化の予防効果が期待できるのです。
また、「γ-オリザノール」と「トコトリエノール」には抗酸化作用があります。
相乗効果にも期待できますね。
日頃から脂っこい食事を多く摂っていたり、食べ過ぎたりしてしまう人は米ぬかを食べることをおすすめします。
8:薄毛予防効果
米ぬかを食べることで期待できる効果の8つめは「薄毛予防効果」です。
薄毛を予防するためには、頭皮の血流を良くすることだといわれています。
米ぬかに含まれる「γ-オリザノール」や「ビタミンE」には、血の巡りを良くする働きが。
頭皮の血流が良くなると、毛細血管から毛根へと栄養がスムーズに運ばれるようになります。
その結果、抜け毛を防いで髪の毛の育成を助けることに繋がります。
米ぬかに含まれる栄養素によって「薄毛予防効果」が期待できるのです。
こんなに多くの効果が期待できる米ぬか。
たくさん食べたくなりますよね。
でも、米ぬかの摂りすぎは禁物です。
では、米ぬかはどのくらい食べれば良いのでしょうか。
量の目安を知っておきましょう。
米ぬかを食べる量の目安はどのくらい?
米ぬかを食べる量は、多くても1日に大さじ5~6杯程度を目安にしましょう。
1日に3回食事をする場合は、1回の食事あたり大さじ2杯程度になります。
ただし、これは最大の量です。
いくら米ぬかが身体に良いからといっても、食べ過ぎるのはおすすめできません。
米ぬかは、あくまでも食事に栄養素を補うものとして考えてください。
そして、1度にまとめて食べるのではなく、食事の回数ごとに分けて食べるのがおすすめです。
また、最初は少量から食べ始めるようにしましょう。
初めて米ぬかを食べる時は、1日に大さじ1杯程度を目安にしてください。
人によっては、米ぬかを食べることでお腹を下したりすることもあるようです。
胃腸が弱い方は特に注意が必要です。
胃腸に負担がかかるのを防ぐためにも、たくさん食べないようにしてください。
実際に米ぬかを食べてみるとわかるのですが、想像以上にお腹がいっぱいになりますよ。
米ぬかを食べるなら農薬にも気を付けたい!
米ぬかを食べるなら、農薬にも気を付けたいところです。
玄米を精米することでできる米ぬかには、栄養がたっぷりと含まれる反面、残留農薬の心配があります。
ですので、食用の米ぬかを購入する場合は、無農薬や減農薬、有機農法など米ぬかを選びましょう。
もちろん、新鮮な米ぬかを選ぶことも大切です。
こちらの米ぬかなら無農薬で安心です。
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米ぬかを食べる時は煎ってから食べます。
煎りぬかの作り方についてはこちらの記事をご覧ください。
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まとめ
今回は、米ぬかを食べる効果についてお伝えしました。
ご紹介した8つの効果は、毎日続けてこそ期待できる効果です。
米ぬかを食べる効果を期待しながら毎日の食事を楽んでくださいね。
米ぬかを食べる時は、量の目安や農薬にも気をつけましょう。
参考になる本を1冊持っておくのもイイにゃん。
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参考:石原新菜 監修/新谷友里江 レシピ考案(2018年)『食べる米ぬかですっきりやせる! 病気が治る! 宝島社
参考:実況出版編修部(2019年)『オールガイド 食品成分表 2019』実教出版株式会社