菜の花をぬか漬けにするの?
うん。
菜の花のぬか漬けって美味しいから春が近づくと絶対に漬けたくなる野菜なの。
じゃぁ作り方を教えて!
菜の花のぬか漬け、作ってみたいにゃん♪
ということで、今回は菜の花のぬか漬けの作り方をご紹介します。
菜の花のぬか漬けを美味しく作るためのポイントもあわせてご覧ください。
菜の花などの変わり種食材のぬか漬けの作り方は下記の記事でまとめてご覧になれます。
⇒ぬか漬け変わり種おすすめ食材一覧表・驚くほど個性的な美味しさが見つかるかも!?
春野菜の代表格!菜の花はぜひぬか漬けに!
菜の花といえば春野菜の代表格!
ほどよい苦みが魅力ですね。
おひたしや辛し和えなどのシンプルな調理方法で食べると菜の花の魅力がより引き立ちます。
菜の花のぬか漬けもそんなシンプルな調理方法のひとつ。
とっても美味しいのでおすすめです。
菜の花をぬか漬けにすれば栄養価もアップ!
春野菜の代表格である菜の花はぜひぬか漬けにして食べましょう!
ぬか漬けの栄養価についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒ぬか漬けの栄養成分表をチェック!野菜がパワーアップする不思議な伝統食
では早速、菜の花のぬか漬けの作り方をご紹介します。
菜の花のぬか漬けの作り方
まずは材料を揃えましょう。
菜の花のぬか漬けの材料
菜の花のぬか漬けの材料は次の通りです。
- 菜の花:1束
- 粗塩:小さじ2杯程度(2回に分けて使う)
- ぬか床
菜の花の分量はぬか床の大きさに合わせて調整
ここでは菜の花1束を漬けていきます。
分量はあなたのぬか床の大きさに合わせて調整してくださいね。
粗塩は2回に分けて
粗塩は2回に分けて使います。
理由は、菜の花と塩の馴染みを良くするためです。
面倒だという場合は1回で全部使っても大丈夫です。
私の場合は、菜の花1束に対して小さじ1杯程度を2回使います。
ですので、小さじ2杯程度用意してください。
今回は千葉県産の新鮮な菜の花1束をぬか漬けに♪
また、ぬか床は菜の花を漬ける前にお手入れを済ませておいてください。
次に、菜の花のぬか漬けの作り方・手順を確認しましょう。
菜の花のぬか漬けの作り方・手順
菜の花のぬか漬けの作り方・手順は次の通りです。
- 菜の花を水で洗う
- 粗塩を振って揉み込み30分程度置いておく
- 粗塩を追加して30分程度置いておく
- 菜の花をギュッと絞ってアクを抜く
- 下処理した菜の花をぬか床に漬け込む
- 常温で12~20時間程度漬ける
- ぬかみそを水で軽く洗い流す
- お皿に盛り付ければ出来上がり!
では、菜の花のぬか漬けを実際に作る様子で詳しくご紹介します。
一緒に作ってみるにゃん。
菜の花のぬか漬けを実際に作る様子
先ほどご紹介した作り方・手順に沿って進めていきましょう。
1:菜の花を水で洗う
まずは菜の花を水で綺麗に洗います。
生の状態の菜の花はシャキシャキ!
新鮮な菜の花。美味しそうですね!
2:粗塩を振って揉み込み30分程度置いておく
菜の花に小さじ1杯程度の粗塩をパラパラと振って揉み込みます。
1回目の塩もみです。
揉み込むといっても実はなかなか難しいかもしれません。
粗塩がボウルの下に落ちてしまって、なかなか馴染んでくれないかもです。
でも粗塩が落ちても気にしなくて大丈夫ですよ。
無理やりゴシゴシせず、粗塩を取っては揉み込み…取っては揉み込み…。
何度か菜の花に揉み込んでいきましょう。
粗塩を何度か揉み込んでいくうちに菜の花がしんなりとしてきます。
このまま30分程度置いておきます。
30分程度経過すると、下の写真のようになりました。
粗塩を揉み込む前に比べると、ずいぶんしんなりしているのがわかりますね。
手で茎を曲げてみると、太い部分はまだ少し硬さが残っています。
そこで、粗塩を追加してさらに30分置きます。
3:粗塩を追加して30分程度置いておく
2回目の塩もみです。
1回目と同じように、菜の花に小さじ1杯程度の粗塩をパラパラと振りかけます。
菜の花に揉み込んだら、そのまま30分程度置いておきましょう。
30分が経過しました。
これで合計1時間置いたことになります。
1時間置くと菜の花はかなりしんなりとなっています。
でも、このままではまだ漬けることができません。
菜の花をギュッと絞りましょう。
4:菜の花をギュッと絞ってアクを抜く
菜の花をギュッと絞って水分を出します。
この工程を行うことによって、菜の花のアク抜きをしています。
「アク」つまり、菜の花特有のエグみが減るので美味しいぬか漬けにすることができますよ。
これで菜の花の下処理が完了です。
5:下処理した菜の花をぬか床に漬け込む
ではいよいよ下処理した菜の花をぬか床に漬け込んでいきましょう。
お手入れしたぬか床に菜の花をそっと漬け込みます。
あまり神経質になる必要はありませんが、茎と茎の間にもぬかみそが入るようにしてください。
菜の花の茎の間にもぬかみそが入り込むことでムラなく美味しく漬かります。
ただし、花の部分はつぶれないようにそっと漬け込んで下さいね。
ぬか床に菜の花を漬け込んだら、全体にぬかみそをかぶせましょう。
菜の花にぬかみそをかぶせたら、ぬか床の表面を手で平らにならします。
あとは容器のフチやフタを綺麗に拭いて保存してください。
6:常温で12~20時間程度漬ける
菜の花は常温で12~20時間程度漬けます。
通常、常温でぬか漬けを作る場合は丸1日(24時間)程度漬けることが多いですよね。
でも、菜の花は漬かりやすいので少し早めに引き上げることをおすすめします。
12~20時間程度経ったら、ぬか床から菜の花を取り出しましょう。
もちろん、長めに漬けて古漬けになっても美味しくいただくことはできます。
でもせっかくなので、早めに引き上げて菜の花の良い香りやシャキシャキ歯ごたえを楽しんでください。
ぬか床を冷蔵庫に入れて漬ける場合は1日~1日半程度漬けると良いでしょう。
7:ぬかみそを水で軽く洗い流す
菜の花をぬか床から取り出します。
菜の花の周りに付いたぬかみそを拭い落としながら取り出しましょう。
あとは、ぬかみそを水で軽く洗い流します。
8:お皿に盛り付ければ出来上がり!
お皿に盛り付ければ、菜の花のぬか漬けの出来上がりです!
ちなみに、上の写真の右側は「ぬかつき」の菜の花のぬか漬けです。
菜の花のぬか漬けは、「ぬかなし」と「ぬかつき」のどちらも美味しいですよ。
続いて、菜の花のぬか漬けを美味しく作るためのポイントを2つご紹介します。
菜の花のぬか漬けを美味しく作るための2つのポイント
菜の花のぬか漬けを美味しく作るためのポイントは次の2つです。
2つのポイントを詳しく見ていきましょう。
1:必ずアク抜きをすること
菜の花のぬか漬けを美味しく作るための1つめのポイントは「必ずアク抜きをすること」です。
菜の花は生のままだとアクや苦みが強い野菜。
ですので粗塩で塩もみをしてアクを抜きましょう。
菜の花をギュッと絞って水分を出すことで菜の花特有のエグみが減ります。
アク抜きをすれば、美味しい菜の花のぬか漬けにすることができますよ。
ちなみに、アク抜きのために菜の花を下茹でしてから漬ける方もいらっしゃいます。
どちらが正解ということではありませんが、菜の花を茹でるのは少し難しいです。
茹ですぎると菜の花の良い香りや消えて食感が悪くなってしまうからです。
ですので簡単にアク抜きをするなら、塩もみをおすすめします。
塩もみでアク抜きなら、ほったらかしで良いにゃん♪
2:漬け過ぎないこと
菜の花のぬか漬けを美味しく作るための1つめのポイントは「漬けすぎないこと」です。
菜の花のぬか漬けの美味しくいただくには、良い香りやシャキシャキ歯ごたえが大切です。
しかも、長い時間漬けると菜の花の色がどんどん悪くなってしまいます。
ですので、漬けすぎないように注意をしてください。
とはいえ、もし漬かりすぎたとしても美味しくいただくことはできます。
なるほど!だから「漬け過ぎない」ということだにゃん。
では菜の花のぬか漬けはどんな味なのでしょうか。
菜の花のぬか漬けはどんな味?
菜の花のぬか漬けはほどよい苦みがある春の味です。
ぬか漬けにすることで独特の苦みがやわらいで、とっても食べやすくなります。
といっても、菜の花独特の良い香りやシャキシャキ歯ごたえはしっかりと残っています。
どことなく高菜や野沢菜の漬け物に似ている味です。
とにかく、とっても美味しいです♪
きちんとアク抜きすれば子供さんでも食べられる味ではないでしょうか。
まとめ
今回は菜の花のぬか漬けの作り方をご紹介しました。
菜の花のぬか漬けを美味しく作るためのポイントも押さえればとっても美味しく作ることができますよ。
今まで菜の花をぬか漬けにしたことがないあなたもぜひ作ってみてください。
菜の花のお浸しやからし和えとはまた違う美味しさに出会えます♪
旬野菜も美味しく食べられるぬか漬けは最高だにゃん!
菜の花などの変わり種食材のぬか漬けの作り方は下記の記事でまとめてご覧になれます。