「ぬか床に山椒を入れると良いと聞いけど、入れ方がわからない。」
「生で入れてもいいの?」
ぬか床を始めて作る時には悩みますよね。
そこで今回は、ぬか床の山椒の入れ方をわかりやすくお伝えします。
実山椒の下処理や保存方法もご紹介します!
この記事を読めば、ぬか床の山椒の入れ方で迷うことがなくなるにゃん♪
ぬか床の山椒の入れ方・生でいいの?
ぬか床の山椒の入れ方は、必ずしも決まっているわけではありません。
生でもいいですし、湯通ししてもいいです。
山椒の実をそのまま、生でぬか床に入れる方もいらっしゃいます。
でも、一般的には、ぬか床に山椒を入れる時には、山椒の実を湯通ししてから入れます。
山椒の実を湯通ししてから入れることをおすすめするのには理由があります。
湯通ししてから入れるのがおすすめな理由
山椒の実を湯通ししてからぬか床に入れることをおすすめする理由は、次の4つです。
- 細かい汚れが落ちる
- アク抜きができる
- 山椒の香りが立つ
- ぬか床の雑菌の繁殖を予防することができる
購入した山椒の実。
当然そのままでは使いません。
まず水洗いをするのですが、それだけでは落ちきれない汚れが。
そこで、山椒の実を湯通しをします。
山椒を湯通しすれば、細かい汚れが綺麗に落ちますよ。
また、汚れを落とすのと同時に山椒の実のアク抜きをすることもできます。
すると、山椒がエグみのない美味しさに。
さらに山椒の実を湯通しすることで、何ともいえない良い香りが立ちます。
湯通しした山椒の実は、あなたのぬか床をより美味しくしてくれるでしょう。
ぬか床を美味しく育てるためには、ぬか床の衛生管理が大切です。
熱湯で湯通しした山椒の実は、ぬか床の中の雑菌の繁殖を予防することもできます。
買ってきた山椒の実は、ぜひ湯通ししてからぬか床の中に入れてくださいね。
ということで、ぬか床の山椒の入れ方には下処理が必要だということがわかりました。
では、実際にどのようにして下処理をするのでしょうか。
続いて、山椒の下処理の方法を具体的に見ていきましょう。
山椒の下処理の方法
山椒の下処理の方法はとっても簡単です。
次の手順に沿って進めていきましょう。
- 汚れなどを取り除いて水洗いする
- 塩を入れた熱湯で湯通しする
- ザルに上げて流水で洗う
- 水にさらす
- 水気を拭き取る
1:汚れなどを取り除いて水洗いする
まずは、買ってきた山椒の実の状態をチェックします。
太い枝や汚れなどがあれば手で取り除きましょう。
細い枝は残っていても大丈夫です。
一通り汚れなどを取り除いたら、ザルに入れて水洗いをします。
新鮮な山椒の実は、ツヤっツヤ♪
湯通しすることでさらにツヤっツヤになりますよ。
2:塩を入れた熱湯で湯通しする
次に、塩を入れた熱湯で湯通しをします。
塩の分量の目安は、お湯1リットルに対して小さじ1杯の塩を入れましょう。
といっても塩の分量は厳密にはからなくても大丈夫です。
だいたいの分量で入れましょう。
お湯に塩を入れたら、山椒の実を入れます。
この時、湯通しの時間に注意をしてください。
湯通しする時間が長すぎると山椒のフレッシュさが損なわれます。
ですので、お湯の中に山椒の実を入れたら20~30秒程度で取り出すようにしましょう。
3:ザルに上げて流水で洗う
ザルに上げた山椒の実は、流水で洗います。
流水で洗うと早く熱が取れますよ。
ボウルに入れて何度か水を替えて洗っても大丈夫です。
4:水にさらす
次に、山椒の実を水にさらします。
より丁寧に行うなら氷水で引き締めましょう。
でも、少量なら水にさらすだけで十分冷えます。
湯通しした山椒の実は色鮮やかになりました。
ツヤっツヤで、とっても良い香りがします♪
5:水気を拭き取る
最後に、水気を拭き取ればO.K.です。
キッチンペーパーや清潔なふきんで山椒の実の水気を拭き取ってください。
山椒の下処理ができあがり!
山椒の下処理ができあがりました!
とっても簡単でしたね。
ここでは、60gの山椒の実を下処理する方法をご紹介しています。
山椒の実は、一度に全部使いません。
そこで2つの器に分けたのが上の写真です。
早速、右側の器に入れた山椒の実を使っていきます。
左側の器に入れた山椒の実は、余った保存用です。
下処理をして余った山椒の保存方法は、後ほどご紹介しますね。
ぬか床に山椒の実を入れる
ぬか床に山椒の実を入れていきましょう。
ぬか床に入れる山椒の分量は、ぬか床1kgに対して山椒の実20gまでを目安にしてください。
私の場合は、ぬか床約1.8kgに対して、山椒の実20gを入れています。
山椒の実20gというと、軽くひとつかみした程度の分量です。
下の写真の分量がちょうど20gの山椒の実ですので参考にしてください。
ぬか床に山椒の実を入れる時は、底から返すようにして混ぜていきましょう。
いつものぬか床のお手入れと同じ要領ですね。
ぬか床の中に山椒の実がまんべんなく混ざるようにしてください。
まんべんなく混ざったら、最後にぬか床の空気を抜くようにしておさえます。
ぬか床の中に山椒を入れました。
山椒の香りで、より美味しいぬか床になりますように♪
と願いながら入れるのがおすすめです^^
続いて、下処理をして余った山椒の実の保存方法をご紹介します。
山椒の実の保存方法
湯通しをして水気を切った山椒の実は、使いやすい量に小分けをしましょう。
保存袋に入れたら冷凍庫で保存します。
小分けにして冷凍庫で保存しておけば、使いたい時にサッと取り出して使うことができますよ。
ところで、山椒の実はどこで購入できるのでしょうか。
山椒の実はどこで購入できるの?
生の山椒の実だけでなく、冷凍の山椒の実も販売されていますよ。
生の山椒の実は購入できる時期が限られている
ただし、生の山椒の実は購入できる時期が限られています。
一年中いつでも購入できるわけではありません。
山椒の実がなるのは5~6月頃。
ですので、市場に出回るのも毎年5~6月頃です。
スーパーの店頭にも並びますが、数が少ないこともあります。
私の場合は、スーパーの店頭で山椒の実を見つけたらすぐに購入しています。
購入する時は、綺麗な緑色で、枝も実も黒くなっていない山椒を選びましょう。
生の山椒の実は購入後すぐに下処理をする
生の山椒の実は、劣化が早く、色が変わりやすいもの。
できるだけ早く下処理をすることで、山椒のフレッシュな香りをキープすることができます。
「忙しくてなかなか時間がない。」
そんな時は、粉末の山椒の実を購入するのも一つの方法です。
こちらの粉山椒は国産で安心して使うことができるのでおすすめですよ。
人気のお店の商品です。
今すぐチェックしてみてくださいね♪
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今回は、ぬか床に山椒の入れる方法や下処理、保存方法などについてお伝えしました。
山椒の実をぬか床に入れると、良い香りづけになりますよ♪
あなたもぜひチャレンジしてください。
美味しいぬか床を育てるためには温度管理も重要です。
ぬか床の温度管理についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。