「こんにゃくのぬか漬けが作りたいけど、具体的な作り方がわからない。」
それなら、ぬか漬けソムリエの私がご紹介する方法で作ってみてください。
プリップリの食感にハマるかもしれませんよ。
今回は、こんにゃくのぬか漬けを美味しく作るコツや作り方についてお伝えします。
私の失敗もぜひ参考にしてくださいね。
こんにゃくなどの、変わり種食材のぬか漬けの作り方は、下記の記事でまとめてご覧になれます。
⇒ぬか漬け変わり種おすすめ食材一覧表・驚くほど個性的な美味しさが見つかるかも!?
こんにゃくをぬか漬けにしたらプリップリの食感にハマるかも!
こんにゃくをぬか漬けにすると、プリップリの食感になります。
もちろん味も美味しくなるのですが、こんにゃくのぬか漬けの魅力はなんといっても食感。
一度作ってみると、そのプリップリの食感にハマるかもしれません。
ただし、ハマるほど美味しいこんにゃくのぬか漬けを作るためにはコツがあります。
そこでまずは、こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る3つのコツをご紹介します。
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る3つのコツ
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作るコツは次の3つです。
- こんにゃくをきちんと下茹でする
- こんにゃくの周りをぬかみそでしっかりと覆う
- 冷蔵庫の中で2日間漬ける
3つのコツについて詳しく見ていきましょう。
1:こんにゃくをきちんと下茹でする
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る1つめのコツは「こんにゃくをきちんと下茹でする」ことです。
下茹でをすることで、こんにゃく特有の臭みが抜けて、食感が良くなります。
最近では、下茹でなしで調理できるこんにゃくも増えていますね。
でも、下茹でをすることで美味しいこんにゃくのぬか漬けになるので、きちんと下茹でをしてください。
特に、プリップリの食感を楽しみたいなら、こんにゃくの下茹では必須です。
2:こんにゃくの周りをぬかみそでしっかりと覆う
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る2つめのコツは「こんにゃくの周りをぬかみそでしっかりと覆う」ことです。
ぬかみその量が少ないと、こんにゃくの中まで味が入り込みにくくなります。
すると、なんとも味気のないこんにゃくのぬか漬けになってしまいます。
実は私も、一度、こんにゃくのぬか漬けを少ないぬかみそで作ろうとして失敗したことが。
その様子が下の写真です。
きちんと下茹でしたこんにゃくの周りにぬかみそを手ですり込み、チャック付きの保存袋で漬けたのです。
でも、1日後も2日後も、満足できる味にはなりませんでした。
上の写真を見ていただくとわかるように、ぬかみその量が少なかったことが原因です。
そこで、改めて別容器に分けたぬか床でこんにゃくを漬け直すことに。
こんにゃくを、ぬかみそでしっかりと覆うように注意をしました。
すると、とっても美味しいこんにゃくのぬか漬けが出来上がったのです。
ですので、こんにゃくをぬか漬けにする時は、こんにゃくの周りをぬかみそでしっかりと覆うようにして漬けてください。
3:冷蔵庫の中で2日間漬ける
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る3つめのコツは「冷蔵庫の中で2日間漬ける」ことです。
こんにゃくのぬか漬けをぬか床に漬ける時間・期間の目安は、1日~3日といわれることが多いです。
でも、1日だけでは、ぬかみその風味が中まで染み込みません。
すると、物足りない漬かり具合になってしまいます。
少なくとも、2日間は漬けることをおすすめします。
また、3日間漬けても、2日間漬けた時とあまり差がありません。
ですので、こんにゃくのぬか漬けをぬか床に漬ける時間・期間は、2日間がベストだといえます。
さらに、こんにゃくは未開封の状態なら日持ちがしますが、開封したらできるだけ早く食べたいもの。
ということで、私のおすすめは2日間漬けることです。
こんにゃくのぬか漬けを作る時は、冷蔵庫で2日間漬けましょう。
そして、できるだけ早く食べ切るようにしてください。
2日間漬けるのは、あくまでも私がおすすめする期間です。
一度作ってみて好みで調整してください。
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作る3つのコツを確認していただけたでしょうか。
続いて、こんにゃくのぬか漬けの実際の作り方をご紹介します。
こんにゃくのぬか漬けの作り方
はじめに、こんにゃくのぬか漬けの材料を用意しましょう。
こんにゃくのぬか漬けの材料
こんにゃくのぬか漬けの材料は次の通りです。
- こんにゃく:1丁(ここでは220gのこんにゃくを使用)
- 塩:小さじ1杯×2回(すり込み用・下茹で用)
- ぬか床のぬかみそ:適量
他に用意するものは、フタつきの保存容器と、こんにゃくを下茹でするための鍋です。
次に、作り方の手順を確認します。
こんにゃくのぬか漬けの作り方手順
- こんにゃくに格子状の切り込みを入れてタテ3等分に切る
- 小さじ1杯の塩をすり込んでそのまま3分程度置いておく
- 鍋にお湯を沸かし、小さじ1杯の塩を入れてこんにゃくを3分程度下茹でする
- ザルに上げてサッと水洗いして粗熱が取れるまで置いておく
- ぬか床からフタつきの保存容器にぬかみそを移す
- こんにゃくを入れ、上からぬかみそでしっかりと覆う
- 冷蔵庫に入れて2日間漬ける
- 2日後、冷蔵庫から取り出してぬかみそを洗い流す
- 食べやすい大きさに切って皿に盛り付ければ出来上がり!
手順を確認したら、実際に作っていきましょう。
こんにゃくのぬか漬けを実際に作る様子
まずは、こんにゃくの表面に格子状の切り込みを入れます。
切り込みを入れる理由は、こんにゃくを漬かりやすくするためです。
こんにゃくの表面に包丁をシュッシュッと軽く当てるようにして、上の写真のように細かく切り込みを入れましょう。
深く切り込みを入れる必要はありません。
また、不揃いでも大丈夫ですので、包丁を軽くシュッシュッと動かしてください。
表面に切り込みを入れたら、こんにゃくをタテ3等分に細長く切ります。
3等分に切ったこんにゃくに、塩小さじ1杯をすり込みましょう。
そのまましばらく置いておきます。
3分程度で大丈夫です。
次に、鍋にお湯を沸かして、小さじ1杯の塩を入れます。
鍋の中にこんにゃくを入れたら、3分程度下茹でをしましょう。
3分程度下茹でをしたこんにゃくは、ザルに上げてサッと水洗いしてください。
その後、粗熱が取れるまでしばらく置いておきます。
下茹でをしたことで、こんにゃく特有の臭みが抜け、全体的にキュッと締まっています。
格子状に入れた切り込みもしっかりと見えますね。
こんにゃくの下茹でができたら、いよいよ、ぬか床に漬けていきます。
いつものぬか床から、フタつきの保存容器にぬかみそを適量移しましょう。
ぬかみその上に、下茹でをしたこんにゃくを置きます。
ここでは、漬かりやすいように長さを半分に切りました。
こんにゃくの長さは、容器に合わせて調節してください。
この時、こんにゃくの上から、ぬかみそでしっかりと覆うようにすることが大切です。
さらに、ペーパータオルを1枚乗せておきましょう。
普段、ぬか床の水分は取りません。
でも、こんにゃくのように水分が出やすい食材の場合は別です。
あくまでも美味しいこんにゃくのぬか漬けを食べたい一心なのです^^
豆腐のぬか漬けにも同じことがいえますね。
豆腐のぬか漬けの作り方は、こちらの記事でご紹介しています。
とっても美味しいので、ぜひ作ってみてください。
豆腐のぬか漬けの作り方|まるでチーズ!?美味しく作るコツはたったの1つ!
あとは、冷蔵庫で2日間こんにゃくを漬けましょう。
2日後、冷蔵庫から取り出してぬかみそを洗い流します。
食べやすい大きさに切ってお皿に盛り付ければ、こんにゃくのぬか漬けの出来上がりです!
切り方を変えると、食感も変わります。
あなたの好みの大きさや厚さに切ってくださいね。
では、出来上がったこんにゃくのぬか漬けは、どんな味なのでしょうか。
こんにゃくのぬか漬けはどんな味?
こんにゃくのぬか漬けは、爽やかな酸味と、ほどよい塩気が効いた味です。
ほのかにぬか床の香りがします。
あっさりとして食べやすい味で、プリップリの食感がたまりません!
暑い時にもピッタリ!
ひとことで例えるとしっかりとした歯ごたえの「ところてん」みたいな感じです^^
ところてんに辛子を添えるように、こんにゃくのぬか漬けにも辛子が合いますよ。
薄くスライスするのも良いですが、厚めにコロコロとカットするのがおすすめです。
厚めにコロコロとカットするとプリップリの食感が引き立ちます。
こんにゃくをぬか漬け・美味しく作るコツ:まとめ
今回は、こんにゃくのぬか漬けの作り方や美味しく作るコツなどをご紹介しました。
こんにゃくのぬか漬けを美味しく作るコツは次の3つです。
- こんにゃくをきちんと下茹でする
- こんにゃくの周りをぬかみそでしっかりと覆う
- 冷蔵庫の中で2日間漬ける
ぜひあなたも、こんにゃくのぬか漬けを作ってみてください。
そして、プリップリの食感を楽しんでくださいね。
こんにゃくなどの、変わり種食材のぬか漬けの作り方はこちら。