小松菜はぬか漬けにピッタリの野菜です。

小松菜といえば、カルシウムや鉄分などを含む栄養豊富な野菜。

煮物やお浸しにして食べると美味しいですよね。

米ぬか美優

でも実は、小松菜はぬか漬けにしても、とっても美味しいのです。

そんな美味しい小松菜のぬか漬けを、あなたにも食べていただきたい!

ということで、今回は小松菜のぬか漬けの作り方と美味しく作るコツをご紹介します。

ぬかにゃん

美味しく作るコツは必見だにゃん!

小松菜はぬか漬けにピッタリ!

小松菜はぬか漬けにピッタリ!文字入り

小松菜はぬか漬けにピッタリの野菜です!

その理由は、小松菜のぬか漬けがとっても美味しくて栄養豊富だからです。

小松菜といえば、もともと美味しくて栄養豊富な野菜。

ぬか漬けにすることでさらにパワーアップしますよ。

米ぬか美優

特に、日頃からカルシウム不足や鉄分不足が気になるあなたにおすすめのぬか漬けです!

では早速、小松菜のぬか漬けの作り方をご紹介しますね。

小松菜のぬか漬けの作り方

ぬか漬けに使う小松菜

まずは小松菜のぬか漬けの材料を揃えましょう。

小松菜のぬか漬けの材料

ぬか床と粗塩

小松菜のぬか漬けの材料は次の通りです。

  • 小松菜:適量
  • 粗塩:適量
  • ぬか床

小松菜の分量は、あなたのぬか床の大きさに合わせて調整してください。

ここでは小松菜2分の1束を使っています。

粗塩は小松菜の下処理に使います。

小松菜が入る大きさのボウルも用意してくださいね。

また、ぬか床のお手入れは小松菜を漬け込む前に済ませておいてください。

次に、小松菜のぬか漬けの作り方・手順を確認しましょう。

小松菜のぬか漬けの作り方・手順

小松菜のぬか漬けの作り方・手順は次の通りです。

  1. 小松菜の下処理をする
  2. 下処理した小松菜をぬか床に漬け込む
  3. 常温で1日程度漬ける
  4. ぬかみそを水で軽く洗い流す
  5. お皿に盛り付ければ出来上がり!

小松菜のぬか漬けを作る時は、下処理をするところから始めます。

と、ここで小松菜の下処理について少し説明させてください。

小松菜のぬか漬け・下処理について

小松菜の下処理をする時、実は人によって方法が違います。

小松菜の下処理方法は2つ

大きく分けると次の2つの下処理方法があります。

  1. 小松菜の外側から1枚ずつバラバラにして下処理を行う方法
  2. 小松菜の根っこが付いたまま下処理を行う方法

1つめの方法は、小松菜の外側から1枚ずつバラバラにして下処理を行う方法。

そして2つめの方法は、小松菜の根っこが付いたまま下処理を行う方法です。

食べたい分だけ作るなら1枚ずつバラバラに

例えば私の場合は、小松菜を1枚ずつバラバラにしてから下処理を行うことが多いです。

その理由は、小松菜に付いている土(泥)などの汚れを綺麗に落とすことができるから。

また、食べたい分だけぬか漬けにすることもできます。

米ぬか美優

小松菜のぬか漬けを少しだけ作りたい時にもおすすめの方法です。

内側の小さい葉っぱの部分は他の料理に使ったりもします。

根っこが付いたままなら取り出す時に簡単

ただし、ぬか床に漬けた後に取り出す時に、1枚1枚バラバラだと面倒に感じるかもしれません。

その場合は、小松菜の根っこが付いたまま下処理を行ってください。

根っこが付いたまま下処理をして漬けると、「ぬか床から取り出す時に扱いやすい」というメリットがあります。

ここでは、小松菜の外側から1枚ずつバラバラにして下処理を行う方法をご覧ください。

小松菜の根っこが付いたまま下処理を行う方法も、基本的な手順は同じです。

では、小松菜のぬか漬けを実際に作る様子で詳しくご紹介します。

小松菜のぬか漬けを実際に作る様子

先ほどご紹介した作り方・手順に沿って進めていきます。

もう一度、作り方・手順を見ておきましょう。

  1. 小松菜の下処理をする
  2. 下処理した小松菜をぬか床に漬け込む
  3. 常温で1日程度漬ける
  4. ぬかみそを水で軽く洗い流す
  5. お皿に盛り付ければ出来上がり!

では、小松菜の下処理から始めていきます。

1:小松菜の下処理をする

小松菜の下処理は、次の手順で行います。

  1. 小松菜を1枚ずつバラバラにはがす
  2. はがした小松菜を水で洗う
  3. ボウルに洗った小松菜と粗塩を入れて馴染ませる
  4. 10分程度置いておく
  5. サッと洗ってから軽く絞る

1:小松菜を1枚ずつバラバラにはがす

小松菜を手で1枚ずつはがす様子

はじめに、小松菜を1枚ずつバラバラにしていきます。

小松菜の外側からはがすように、手でちぎって大丈夫ですよ。

小松菜の葉っぱと根っこの部分

上の写真のように、小松菜を葉っぱと根っこの部分に分ければオッケーです。

次に、はがした小松菜を水で洗いましょう。

2:はがした小松菜を水で洗う

小松菜には土(泥)が付いていることが多いです。

ですので、1枚ずつ流水で綺麗に洗ってください。

根っこの部分も使うなら、中心まで丁寧に洗いましょう。

3:ボウルに洗った小松菜と粗塩を入れてなじませる

洗った小松菜

次に、ボウルに洗った小松菜を入れます。

そして、粗塩を入れてなじませましょう。

粗塩は一度に入れるのではなく、小松菜の1枚1枚に手でなじませていきます。

小松菜に粗塩をなじませる様子

葉っぱの部分にも、茎の部分にも少し粗塩をすり込むようにしてなじませてください。

根っこが付いたまま下処理をして漬ける場合は、根っこの中まで粗塩をなじませるようにしてください。

4:10分程度置いておく

塩をなじませた小松菜を置いている様子

粗塩をなじませていると、少しずつ小松菜がしんなりとしてくるのがわかります。

そのまま、10分程度置いておきましょう。

10分程度置いておくとさらに、小松菜がしんなりとしてきます。

しんなりとした小松菜

見ただけで小松菜がしんなりと変化しているのがわかりますね。

そして、しんなりとした小松菜からは水分が出てきます。

小松菜から出た水分とアク
米ぬか美優

小松菜を塩もみすることによって、水分だけでなくアク抜きにもなりますよ。

小松菜をぬか漬けにする時には欠かせない工程です。

5:サッと洗ってから軽く絞る

塩もみした小松菜は、サッと水洗いしましょう。

水洗いした小松菜

もちろん、塩を落とさずにそのままぬか床に漬けることもできます。

でも私の経験上、塩を洗い流さないと塩辛いぬか漬けになってしまいます。

ですので、サッと洗って塩を落としてからぬか床に漬け込むのがおすすめです。

サッと洗った小松菜は、水分をギュッと絞ってくださいね。

米ぬか美優

ここまでで小松菜の下処理が完了です。

ではいよいよ、下処理した小松菜をぬか床に漬け込んでいきます。

2:下処理した小松菜をぬか床に漬け込む

小松菜とお手入れをしたぬか床

お手入れを済ませたぬか床を用意してください。

下処理をした小松菜をぬか床に漬け込んでいきましょう。

下処理をした小松菜は、しんなりとしているのでぬか床になじみます。

ぬか床に小松菜を漬け込んでいくところ

ぬか床を少し掘るようにして漬け込むとより簡単ですよ。

ぬか床を手で掘る様子

葉っぱの部分は広げるようにして漬け込みます。

小松菜をぬか床に漬ける様子

根っこの部分を漬ける時は、根元までぬかみそが入り込むようにして漬けてください。

ぬか床に小松菜を漬け込んだら、全体にぬかみそをかぶせます。

小松菜が隠れるようにぬかみそをかぶせて、ぬか床の表面を手で平らにならしましょう。

小松菜を漬けたぬか床を手で平らにならす様子

あとは容器のフチやフタを綺麗に拭いて保存してください。

3:常温で1日程度漬ける

小松菜は常温で1日程度を目安に漬けます。

もし、ぬか床を冷蔵庫で保存している場合は、2日程度漬けるのがおすすめです。

4:ぬかみそを水で軽く洗い流す

常温で1日程度漬けたら、ぬか床から小松菜を取り出します。

ぬか床から取り出した小松菜のぬか漬け

ぬか床から取り出す時は、小松菜に付いたぬかみそを拭い落としながら取り出しましょう。

そして、ぬかみそを水で軽く洗い流します。

5:お皿に盛り付ければ出来上がり!

出来上がった小松菜のぬか漬け

お皿に盛り付ければ、小松菜のぬか漬けの出来上がりです!

ぬかにゃん

美味しそうだにゃん♪

米ぬか美優

うん♪
美味しい小松菜のぬか漬けを作るためには、コツがあるの。
ここまでの工程に含まれているから、おさらいしましょう。

では改めて、小松菜のぬか漬けを美味しく作るためのコツをご紹介します。

小松菜のぬか漬けを美味しく作るコツは?

小松菜の下処理用の粗塩

小松菜のぬか漬けを美味しく作るコツは、次の2つです。

  1. 小松菜の下処理をしてから漬ける
  2. ぬかみそが小松菜全体にいきわたるように漬ける

1:小松菜の下処理をしてから漬ける

小松菜のぬか漬けを美味しく作るコツの1つめは「小松菜の下処理をしてから漬ける」ことです。

小松菜を下処理せずにぬか床に漬けると、思うように漬かりません。

その理由は、小松菜には水分がたくさん含まれているからです。

そこで、粗塩を使って下処理をすることが必要になります。

小松菜を粗塩で塩もみすると、小松菜から水分が出てきます

あらかじめ小松菜の水分を出しておくことで、ぬか床の成分が小松菜に入りやすくなるのです。

また、小松菜の下処理は水分だけでなくアク抜きにもなります。

さらに、下処理をした小松菜はしんなりとしています。

このため、ぬか床に漬けやすくなるというメリットも。

米ぬか美優

小松菜の下処理はとっても大切な工程です。

2:ぬかみそが小松菜全体にいきわたるように漬ける

小松菜のぬか漬けを美味しく作るコツの2つめは「ぬかみそが小松菜全体にいきわたるように漬ける」ことです。

ぬか漬けは、漬ける食材がぬかみそに触れることによって漬かっていくものです。

このため、食材とぬかみそが触れていない部分は漬かりにくくなってしまいます。

当然、場所によって味にバラつきが出てしまいます。

それは困りますよね。

ぬかにゃん

どこを食べても美味しい小松菜のぬか漬けが作りたいにゃん。

どこを食べても美味しい小松菜のぬか漬けを作るためには、「ぬかみそが小松菜全体にいきわたるように漬ける」ことが大切です。

葉っぱの部分は広げるようにしてぬか床に漬け込みましょう。

また、根っこの部分を漬ける時は、根元までぬかみそが入り込むようにして漬けてください。

根っこが付いたまま下処理をして漬ける時も同じです。

米ぬか美優

根っこの部分の中まで、ぬかみそが入り込むように漬けてくださいね。

2つのコツを押さえれば、美味しい小松菜のぬか漬けを作ることができますよ。

では、小松菜のぬか漬けはどんな味なのでしょうか。

小松菜のぬか漬けはどんな味?

お皿にもってゴマやかつお節をかけた小松菜のぬか漬け

小松菜のぬか漬けの味は、小松菜独特の風味が強く感じられる味です。

シャキシャキ感もたまりません!

米ぬか美優

小松菜の独特の風味と、ぬかみその香りがとってもよく合いますよ。

小松菜のぬか漬けには、ほど良い酸味とシャキシャキ食感があります。

このため、野沢菜のぬか漬けにも似ています。

小松菜のぬか漬けは、2日以上漬けても美味しいです。

2日間漬けた小松菜のぬか漬け

長く漬けてもシャキシャキ食感が失われることはありません。

古漬けにして楽しむのもアリです♪

また、小松菜のぬか漬けはゴマやかつお節にも合いますよ。

ゴマやかつお節を掛けた小松菜のぬか漬け

さまざまな食べ方ができるのも、小松菜のぬか漬けの魅力です。

まとめ

食べ方に変化をつけた小松菜のぬか漬け

今回は、小松菜のぬか漬けの作り方と美味しく作るコツをご紹介しました。

小松菜のぬか漬けは、簡単に作ることができて栄養満点!

とっても美味しいのでぜひ作ってみてください。

美味しく作るコツを押さえれば、必ず美味しく作ることができますよ。

ぬかにゃん

いろんな食べ方のアレンジも楽しみたいにゃん♪

ところで、手作りのぬか漬けを楽しんでいるとぬか床の分量が減ってきますよね。

小松菜のような葉物野菜を漬けていると特に減りやすくなります。

そんな時はぬか床を増やしてあげましょう。

ぬか床の増やし方についてのこちらの記事もぜひご覧ください。

⇒ぬか床の増やし方|手順や頻度は?気を付けるべき注意点もご紹介!