ぬか床の匂いが正しいかどうか気になる時ってありますよね。
「私のぬか床の匂いは正常なの?」
「これって大丈夫なの?」
特に、ぬか床のお手入れを始めたばかりの頃は不安になるものです。
今回は、ぬか床の匂いが正しいかどうか見極める方法についてお伝えします。
正常じゃない匂いがした時はどうすれば良いのか、対処方法もご紹介!
ぜひチェックして、あなたの不安を解消してください。
ぬか床の匂いが正しいかどうか見極める方法は?
ぬか床の匂いが正しいかどうか見極める方法は、ズバリ!
匂いの種類で判断する方法です。
ぬか床の匂いの種類で、正しい匂いかどうかを見極めます。
あなたのぬか床はどうですか?
「これって正常なの?」と迷ったら早速確認してみましょう。
あなたのぬか床はどんな匂いですか?
あなたのぬか床の匂いはどんな種類の匂いですか?
次のような匂いはしていませんか?
- 腐敗臭
- ツンと鼻をつく匂い
あなたのぬか床のフタを開けた時にプ~ンと漂う匂い。
その匂いが、上記のような種類の匂いじゃなければ大丈夫です。
でももし、腐敗臭やツンと鼻をつく匂いであれば正常な匂いとはいえません。
ここでは、ぬか床の状態が良くない時の匂いを「正常じゃない匂い」と表現しています。
きちんと対処すれば「正常じゃない匂い」は消えていきますよ。
では、ぬか床から正常じゃない匂いがした時はどうすれば良いのでしょうか。
対処方法を見ていきましょう。
正常じゃない匂いがした時の対処方法
ぬか床から正常じゃない匂いがした時は、匂いの種類によって対処方法が異なります。
そして匂いの種類には、次の2つがあります。
- 腐敗臭
- 鼻をツンとつくような匂い
では、それぞれの対処方法をご紹介します。
1:腐敗臭がした時の対処方法は?
腐敗臭がした時は、ぬか床の水分量を減らすことが大切です。
すぐに足しぬかをして、ぬか床の中の水分量が少なくなるように対処しましょう。
ぬか床の中の水分量を減らせば、腐敗臭はしなくなります。
その理由は、ぬか床の中のさまざまな雑菌にあります。
水分量が多すぎると、ぬか床の中ではさまざまな雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
すると、腐敗臭が発生することに繋がるのです。
ですので、水分量を減らせば、雑菌が繁殖するのを抑えることができます。
つまり、腐敗臭の発生も抑えることができるということです。
徐々に正しい匂いのぬか床になっていくでしょう。
ぬか床の中をちょうど良い水分量にするためには、ぬか床を一握りつかんでみてください。
ギュッと握って水分が少しにじみ出るくらいになるまで、足しぬかをしましょう。
ただし、あまりにもひどい腐敗臭がする場合は、本当に腐敗しているかもしれません。
ぬか床の中にある菌が死滅しているかも。
その状態になってしまうと、いくら復活するようにお手入れをしても良くならない可能性が。
その場合は、一旦ぬか床の中ぬかみそを捨てて、最初から作り直します。
容器も綺麗に洗う、または新しいものを用意するのが無難でしょう。
ぬか床を最初から作り直す時は、こちらの記事をご覧ください。
⇒ぬか床の作り方は簡単!可愛くてたまらない♪手作りして育ててみませんか?
2:鼻をツンとつくような匂いがした時の対処方法は?
鼻をツンとつくような匂いがした時は、ぬか床の水分量を増やします。
腐敗臭がした時と逆の対処方法ですね。
ぬか床の中がちょうど良い水分量になるまで、水分を足しましょう。
この時大切なのは、水は必ず一旦沸かしてから入れること。
一旦沸かしてお湯にしたら、常温まで冷ましてぬか床に入れましょう。
水分量がちょうど良くなれば、鼻をツンとつくような匂いはなくなるはずです。
正しい匂いのぬか床に戻りますよ。
でも、ぬか床の水分量を増やしても鼻をツンとつくような匂いがなくならない。
そんな時もあります。
その場合は、かき混ぜ不足が原因です。
かき混ぜ不足が原因で、ぬか床の表面にできる産膜酵母が増え過ぎている状態。
あるいはぬか床の中が酸素不足になっている状態なのです。
かき混ぜ不足による匂いの対処方法は、ぬか床の上下を返すように混ぜることです。
そうすれば、酸素が好きな産膜酵母ばかり過剰に増えるのを抑えることができます。
また、ぬか床の中に空気を送り込めば酸欠状態を解消することができます。
すぐに、ぬか床の上下を返すように混ぜましょう。
ぬか床の上下を返すように混ぜることで、さまざまな菌のバランスが良い状態に。
すると、かき混ぜた後は比較的すぐに良い状態のぬか床に戻るはずです。
では、ぬか床の正しい匂いはどんな匂いなのでしょうか。
ぬか床の正しい匂いはどんな匂い?
ぬか床の正しい匂いを言葉で表現するのはとっても難しいことです。
というのも、ぬか床の匂いは独特だからです。
また、作る時の材料やぬか床の作り手によっても匂いは異なります。
ただぬか床の正しい匂いに共通しているのは、「美味しい匂い」だということです。
ぬか床の「美味しい匂い」は、ホッとするような、懐かしいような匂い。
あえて言葉で表現するなら次のような匂いです。
- ほど良く酸味を感じる香りに、昆布などの旨味を感じる香りが混ざっている
- 米ぬかの香りに発酵食品特有の酸味を感じる香りが混ざっている
私のぬか床の匂いは、少しだけお醤油っぽい匂いもします。
ところで、発酵食品といえばヨーグルトを思い浮かべませんか?
ヨーグルトもぬか漬けと同じように乳酸菌が豊富に含まれている食品です。
ですので、ぬか漬けと同じように酸味を感じる香りがします。
でも食べると酸っぱいのですが、香りはキツくありません。
ぬか床の匂いも、ヨーグルトと同じような匂いをイメージするとわかりやすいかもしれません。
また、旨味を増やすために入れる材料によっても、ぬか床の匂いは異なります。
例えば、山椒や柚子の皮などを多く入れているぬか床の場合。
山椒や柚子の皮によって、爽やかなフルーツのような香りが特徴となります。
特に、柚子の皮が多い場合は、よりフルーティーな香りがします。
ちなみに、酸っぱいぬか漬けが好きな私が育てているぬか床の匂いは、酸味や昆布などの旨味を感じる香りが目立っています♪
いずれにしても、ぬか床から「美味しくない匂い」や「不快な匂い」がした時は要注意です。
すぐに対処をして正しい匂いのぬか床に戻しましょう。
「ぬか漬けを酸っぱくしたい。」
そんな時はこちらの記事を参考にしてください。
⇒ぬか漬けを酸っぱくしたい!簡単な方法は?アレンジして食べても美味しい♪
まとめ
今回は、ぬか床の匂いが正しいかどうか見極める方法についてお伝えしました。
ぬか床は手入れをすればするほど愛着がわくもの。
大切に手入れをして「正しい・美味しい匂い」がするぬか床を目指しましょう!
「正しい・美味しい匂い」がするぬか床で作るぬか漬けは、どんどん美味しくなりますよ♪
ぬか床の乳酸菌を増やす方法についてのこちらの記事もおすすめです。
ぜひチェックしてみてくださいね。