「ぬか床の白い膜は産膜酵母だと聞いたけれど…。」
「自分のぬか床の白いものが産膜酵母なのかカビなのかわからない。」
そんな時、産膜酵母とカビの違いを知っていれば困りません。
今回は、ぬか床の産膜酵母とカビの違いについてお伝えします。
産膜酵母とカビの違いを確認して、あなたのぬか床を美味しいぬか床にしていきましょう!
ぬか床に発生する産膜酵母とカビの違いは何?

ぬか床に発生する産膜酵母とカビの違いは、見た目とニオイです。
見た目とニオイの違いがわかれば、ぬか床に白いものが発生してもショックを受けることはありません。
見た目とニオイの違いによって、ぬか床の表面の白いものが産膜酵母なのかあるいはカビなのかがわかるのです。
とはいえ、ぬか床を初めて作った時は見た目とニオイの違いがわかりにくいもの。
そこで、産膜酵母とカビの見分け方について具体的にご紹介します。
産膜酵母とカビの見分け方

お伝えした通り、ぬか床に発生する産膜酵母とカビの違いは見た目とニオイ。
まずは産膜酵母とカビの見た目の違いから見てみましょう。
1:産膜酵母とカビの見た目の違い

産膜酵母とカビの見た目の違いは、次の通りです。
- 全体に発生しているかどうか
- 薄い膜状になっているかどうか
- 色は白だけかどうか
- 容器は綺麗なままかどうか
あなたのぬか床の白いものは、ぬか床全体に発生していますか?
しかも薄い膜状になっていますか?
それなら白いものは産膜酵母の可能性が高いです。
もしカビだとすれば、ぬか床全体ではなく所々に点々になって現れることがあるからです。
さらに色も確認してみて下さい。
もしカビだとすれば、白だけでなく黄色や緑色、黒い場合もあります。
実際に私のぬか床に張った産膜酵母を見て下さい。

カビとは違う見た目だというのがおわかりいただけるでしょうか。
産膜酵母は名前の漢字からわかるように薄い膜になってぬか床全体に現れるという特徴があります。
プクッと泡のようなものができるのも産膜酵母だという証拠です。
私からすれば、ぬか床の表面に張った産膜酵母は惚れ惚れするほどの美しさです♪
ではニオイの違いはどうでしょうか。
2:産膜酵母とカビのニオイの違い
産膜酵母とカビのニオイの違いは、アルコールのような香りがするかどうかです。
産膜酵母はぬか床が発酵して乳酸菌が増えた時に現れます。
発酵によってアルコールのような香りがするのが特徴です。
もしカビだとすればアルコールのような香りではなく異臭がするはずです。
アルコールのようなフワッとしたニオイなら産膜酵母でしょう。
そのままぬか床に混ぜ込んでも大丈夫です。

産膜酵母を混ぜ込むことで、美味しいぬか床に育ってくれますよ。
ただし、そのまま長い間放っておくとシンナーのようなツンとしたきついニオイになることも。
その場合、ぬか床の中に全て混ぜ込むのは必ずしも良いとはいえません。
上の部分だけを少し取り除いて足しぬかをするのが良いかもしれません。
ですが、基本的には取り除かずにぬか床に混ぜ込むのをおすすめします。
ぬか床の様子を日々観察して、ニオイがきつくなる前にきちんと対処をしましょう。
もし上の部分を取り除いてぬか床の量が減った場合は足しぬかをする必要があります。
足しぬかについては、こちらの記事を参考にして下さい。
⇒ぬか床の増やし方|手順や頻度は?気を付けるべき注意点もご紹介!
まとめ

今回は、ぬか床の産膜酵母とカビの違いについてお伝えしました。
産膜酵母とカビの違いがわかればもう大丈夫ですね。
産膜酵母を見つけたら、早めにぬか床に混ぜ込んで美味しいぬか床にしていきましょう!
ぬか床が美味しくなるとどんどんいろいろな食材を漬けたくなります。
新鮮な野菜を宅配したり、自分で育てたり♪
最近では貸農園もずいぶん増えてきましたね。
あなたの住んでいる地域にもあるかもしれません。
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